高校化学
5分で解ける!デンプンの性質に関する問題

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練習の解説授業

みなさんは、デンプンの性質として、ヨウ素デンプン反応と加水分解を学習してきました。
今回の問題は、加水分解の流れに関するものです。
デンプン⇒デキストリン⇒マルトース⇒グルコース

図は、デンプンの加水分解の流れを表しています。
左側にあるデンプンからスタートし、3段階で分解されていますね。
順番に確認していきましょう。

デンプンはアミラーゼによって分解され、デキストリンとなります。
このデキストリンがさらに分解されて、物質Bとなっていますね。
このBは、何という物質だったでしょうか?

ヒントになるのは、図です。
図のBは、2つの単糖類が結合した二糖類としてかかれていますね。
二糖類には、マルトースやスクロース、ラクトースなどの種類があります。
そのうち、どれでしょうか?

デンプンといえば、α-グルコースが大量に結合したものです。
ということは、二糖類であるBも、α-グルコースだけからなるはずですね。
この条件に当てはまるのは、マルトースです。
マルトースはマルターゼによって分解される

次に、マルトースが分解されて、単糖類であるグルコースになっています。
このときに作用する消化酵素Aは、何だったでしょうか?

ヒントは、分解されるマルターゼです。
分解される物質とその消化酵素は、名前がよく似ているのでしたね。
マルトースにはたらく消化酵素といえば、マルターゼです。

よって、答えは、次のようになります。


練習問題を解いていきましょう。