高校化学

高校化学
5分でわかる!デンプンの性質②

34

5分でわかる!デンプンの性質②

34
トライのオンライン個別指導塾トライのオンライン個別指導塾

この動画の要点まとめ

ポイント

デンプンの性質②

高校 化学 6章 2節 15 2 答えあり

これでわかる!
ポイントの解説授業
lecturer_avatar

今回のテーマは、「デンプンの性質」です。

lecturer_avatar

前回は、デンプンの代表的な性質として、ヨウ素デンプン反応を紹介しました。
文字通りヨウ素とデンプンが反応して、青紫色を示すのでしたね。

lecturer_avatar

今回は、もうひとつの性質を紹介します。
みなさんは、米やジャガイモのように、食物としてデンプンを取り入れています。
しかし、デンプンは、そのままの状態で体内で利用されているわけではありません。
中学校の理科でも習ったように、消化液によって細かく分解され、その状態で吸収されるのでしたね。
それでは、デンプンが分解されるしくみについて、見ていきましょう。

デンプン⇒デキストリン⇒マルトース⇒グルコース

lecturer_avatar

デンプンは、図のように3段階で加水分解されていきます。
順番に見ていきましょう。

高校 化学 6章 2節 15 2 図すべて

lecturer_avatar

まず、最初の段階は、分解前のデンプンです。
図のようならせん構造をもつ物質でしたね。

高校 化学 6章 2節 15 2 左の矢印より左のみ

lecturer_avatar

このデンプンに対して、アミラーゼと呼ばれる消化酵素がはたらきます。
アミラーゼといえば、だ液に含まれる消化酵素として有名でしたね。
分解されてできた物質は、デンプンよりも少し分子量が小さいデキストリンです。

高校 化学 6章 2節 15 2 真ん中の矢印より左のみ

lecturer_avatar

このデキストリンに対して、さらにアミラーゼが作用します。
このときにできるのが、マルトースです。
マルトースといえば、マルトースといえば二糖類の一種であり、麦芽糖とも呼ばれましたね。

高校 化学 6章 2節 15 2 右の矢印より左のみ

lecturer_avatar

さらに、マルトースには、マルターゼと呼ばれる消化酵素がはたらきます。
これによってできるのが、単糖類であるグルコースですね。
単糖類は糖類の中で最小の単位なので、この状態で吸収されていきます。

高校 化学 6章 2節 15 2 図すべて

lecturer_avatar

デンプン⇒デキストリン⇒マルトース⇒グルコースという流れを押さえておきましょう。

高校 化学 6章 2節 15 2 答えあり

この授業の先生

五十嵐 健悟 先生

「目に見えない原子や分子をいかにリアルに想像してもらうか」にこだわり、身近な事例の写真や例え話を用いて授業を展開。テストによく出るポイントと覚え方のコツを丁寧におさえていく。

トライのオンライン個別指導塾
デンプンの性質②
34
友達にシェアしよう!
トライのオンライン個別指導塾