高校日本史B

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5分でわかる!国司の実態

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この動画の要点まとめ

ポイント

国司の実態

中世1 単語3 国司の実態中世1 ポイント3 国司の実態

これでわかる!
ポイントの解説授業
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特に土地制度の転換以降、国司が大きな力を持っていくようになります。
3つ目は、その 国司の実態 について見ていきましょう。

賄賂を贈って国司になる! 1回目が成功、2回目以降が重任

中世1 ポイント3 国司の実態 ★売官売位の部分

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国のトップである 国司 は、民から徴収した税をまとめて都に送ることが仕事でした。
一定額の収入を都に送っていれば良かったため、税金をとても多く取り、都に一部を送ってそれ以外を自分のものにすることで、私腹を肥やしたり地元で権力を握ったりすることも容易でした。

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そのため、豊かな土地の国司の地位などは奪い合いになり、国司の地位をお金で売り買いする「売官売位」も行われるようになりました。
賄賂を贈って思う通りの任地に派遣される 成功 (じょうごう)や、同じように賄賂を贈り現在の任地から離れずもう一回再任される 重任 (ちょうにん)などです。
1回目が成功、同じ土地の2回目以降が重任 、という違いです。

任国に行かない国司が遙任、行く国司が受領

中世1 ポイント3 国司の実態 ★遙任受領の部分以降

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国司は基本的に任国の国衙(地方の役所)で働きますが、次第に任国に行かないで田堵から収入だけを得る人も現れます。
任国に赴任しない(行かない)国司遙任 (ようにん)と呼び、反対に、 任国に赴任する(行く)国司受領 (ずりょう)と言いました。

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遙任は任国に行かず、 都にいたまま代理人だけを派遣 していました。
一方、受領には、下級貴族や、自分で多くの税を取りたいと考える人たちが多くいました。
そのなかには、任国で権力を笠に着て、好き勝手に税金を取り立てる者もいました。「 尾張国郡司百姓等解文 」(おわりのくにぐんじひゃくせいらげぶみ)で訴えられた 藤原元命 (ふじわらのもとなが)もその一人です。

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任国に行かないのが遙任、行くのが受領、と区別 しましょう。

この授業の先生

黒川 広貴 先生

「どこがテストに出るの?」「どうやって覚えたらいいの?」「どうしたら点数がとれるの?」という疑問に答え、着実に点数を伸ばすための授業を展開。

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