5分でわかる!岡田啓介内閣
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この動画の要点まとめ
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天皇機関説を否定!「国体明徴声明」
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斎藤実内閣の次は、同じく海軍出身の岡田啓介が組閣します。
この内閣では、まず1935年に、美濃部達吉の天皇機関説が問題視されます。
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当時、美濃部達吉は貴族院議員だったのですが、軍部や右翼が、天皇機関説は天皇主権を軽んじるものだとして、これを攻撃したのです。
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議論の紛糾を受けて、内閣は国体明徴声明を発表します。これは、天皇中心の国家である事を改めて明確にし、美濃部の学説を否定する内容のものでした。
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これを受けて、美濃部は議員辞職をすることになります。大正デモクラシーを支えた民主的学説が、こうして潰されていったのでした。
皇道派の焦りが招いた「二・二六事件」!
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続いて、陸軍の話です。
先ほど、陸軍内で派閥の対立があったというお話をしました。この対立が、爆発する事件が発生します。1935年の、永田鉄山殺害事件です。
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これは、皇道派の相沢三郎が、統制派の永田鉄山を斬殺するという事件です。
この事件により、陸軍内での皇道派の立場は大きく揺らぎます。危機を迎えて焦りに駆られた皇道派は、翌年、大暴発することになります。
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1936年2月26日、二・二六事件が発生します。
陸軍皇道派の青年将校らが中心となって、1000人以上の兵を引き連れてクーデターを起こし、政界の要人を襲撃するという凄絶なものでした。
これにより、高橋是清蔵相や斎藤実内大臣らが殺害され、海軍大将の鈴木貫太郎らが重要を負います。
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大事件となった二・二六事件ですが、青年将校らの狙いであった直接行動による天皇親政の実現は果たせず、数日後には実行犯らは投降することになります。
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事件の結果、岡田啓介内閣は総辞職をします。
また、陸軍では事件を起こした皇道派が一層され、統制派に一本化されました。
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クーデター自体は鎮圧されたものの、これ以降、武力を背景に軍部が政治的発言力を強めるという、健全な政治ができるとは言い難い時代が訪れることになります。
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続いて、岡田啓介内閣について見ていきましょう。
ついに、二・二六事件が発生します。