高校日本史B
5分でわかる!殖産興業(工部省)
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この動画の要点まとめ
ポイント
殖産興業政策(工部省)
これでわかる!
ポイントの解説授業
軍事工場や郵便、鉄道などを担当した工部省
まずは工部省について見ていきます。工部省は、主に鉱工業や運輸面での産業発展に携わりました。長崎造船所などの官営軍事工場を設立したのも工部省です。
以下、更に詳しく見てみましょう。
1871年、前島密によって、郵便制度が整備されました。国家によって整えられた郵便制度ですが、現在では民営化されていますね。
1872年には、イギリス人のモレルの指導のもと、新橋・横浜間に鉄道が開通します。鉄道は、陸蒸気と呼ばれ、大いに人々を驚かせました。
1881年には、華族の出資による最初の私鉄、日本鉄道会社が設立されました。鉄道開設には莫大な資金と労力が必要であることから、民間の力も投入されたのですね。
また、海運については、土佐出身の政商・岩崎弥太郎が設立した三菱汽船会社を政府が保護する形で、日本郵船会社が設立されました。
これは、いわゆる三菱財閥の始まりとなりました。
今回から、明治時代の経済について見ていきます。テーマは殖産興業政策です。
明治政府は、国家政策として産業発展のベース作りに取り掛かりました。
これらの政策は、主に工部省と内務省によって進められました。