高校日本史B
5分でわかる!産業革命(重工業)
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この動画の要点まとめ
ポイント
産業革命(重工業)
これでわかる!
ポイントの解説授業
産業革命の象徴!「八幡製鉄所」!
まずは鉄鋼業から見ていきましょう。
1901年、福岡県で、官営の八幡製鉄所が操業を開始します。これにより、鉄鋼の国産化、つまり日本国内で鉄を造る事ができるようになりました。もっとも、それでも輸入が中心であった事はおさえておきましょう。
原材料についても、輸入に頼る状態でした。
石炭の一部は、福岡県の筑豊炭田で採掘されましたが、不足する分については中国の撫順炭田のものなどが使われました。
また、鉄鉱石については国内ではあまり採れず、中国の大冶鉄山の鉄鉱石などが当てられました。
軍事的な意図もあった「鉄道国有化」!
続いて陸運について見てみます。
1906年、鉄道国有法が制定されます。それまで、国内の鉄道の3分の2ほどは民間のものだったのですが、これが国有化されていきます。国内輸送の一元管理が目的で、軍事輸送の効率化という意味合いもありました。
1906年ですから、日露戦争後の事であったという点をおさえておきましょう。
紡績業と深い関わり「ボンベイ航路」!
続いて海運ですね。
少し時代は戻って1893年、神戸とインドのボンベイを結ぶボンベイ航路が開通します。
前回の授業で、インドなどから安く綿花を輸入し、それが紡績業の発展に寄与したというお話をしましたね。このボンベイ航路が、綿花の輸送を支えたというわけです。
また、ボンベイ航路を開いたのが日本郵船株式会社であったこともおさえておきましょう。岩崎弥太郎を元祖とする海運会社でしたね。
今回は、明治の経済の最後の部分ですね。産業革命の後半から、それに伴う社会問題までを見ていきます。
まずは、重工業の産業革命について確認しましょう。