最後は、化政文化の浮世絵に関する問題です。

①は、化政文化期の作品です。
歌川広重による 『東海道五十三次』 の１枚、蒲原の宿の絵です。

②も、化政文化期の作品です。
葛飾北斎による 『富嶽三十六景』 の１枚、「赤富士」とも呼ばれる『凱風快晴』という絵です。
この絵自体を見たことがなくても、富士山が大きく描かれていることから判別がついたのではないでしょうか。

③も、化政文化期の作品です。東洲斎写楽による役者絵の１枚で、 『市川鰕蔵』 という作品です。
上半身を大きく描く、大首絵という技法が用いられています。

④は、元禄文化期の作品です。
菱川師宣が描いた 『見返り美人図』 ですね。
『見返り美人図』は、版画ではなく肉筆の浮世絵です。

化政文化の絵画を中心に見てきました。
絵画については、とにかく写真を見ることが大切です。
インターネットや資料集を上手く活用して、楽しみながら覚えていくようにしていきましょう。