高校日本史B
5分でわかる!伊藤博文内閣② (日清戦争)
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この動画の要点まとめ
ポイント
伊藤博文内閣②(日清戦争)
これでわかる!
ポイントの解説授業
日本の連戦連勝「日清戦争」
1894年、日清戦争が勃発します。内閣は第2次伊藤博文内閣のままですね。
戦争自体については、清の近代化が遅れていたこともあって、日本が連戦連勝し、清を破ったということをおさえておけばよいでしょう。
戦争の中身よりも、事後処理である下関条約が、極めて重要となります。
全ての条項が重要!「下関条約」!
1895年、日清戦争は日本の勝利に終わり、下関条約が結ばれます。条約締結に関する、日本の全権は首相・伊藤博文と、外相・陸奥宗光です。清の全権は李鴻章です。
下関条約の条項はどれも重要なので、順に見ていきます。
まず1つ目、「清は朝鮮の独立を認める」とあります。
つまり、清は朝鮮に対して介入しないということですね。言い換えれば、日本にその制限は無いということです。以後、日本の朝鮮に対する干渉が進んでいくことになります。
2つ目、遼東半島・台湾・澎湖諸島が日本に割譲されます。日本の領土になるわけですね。
場所が重要なので、地図で確認しましょう。
まず、台湾・澎湖諸島の位置を確認しましょう。
元々、日清両国は沖縄の支配権についてもにらみ合っていましたね。今回、台湾・澎湖諸島が日本の領土になったことで、より日本の本土に近い沖縄の領土問題についても決着が着いたことを理解しておきましょう。
また、遼東半島の場所もおさえておいてください。こちらは、次回の授業で詳しく見ます。
次に3つ目、日本は賠償金2億両を獲得します。これは、日本円に直すと3億円以上で、当時の国家財政の約3倍にあたる巨額な賠償金でした。
そして4つ目、沙市・重慶・蘇州・杭州の開市・開港ですね。長江沿いのこれらの場所で、貿易・商売が可能となりました。
続いて、日清戦争、特に下関条約を中心に見ていきましょう。