高校化学

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5分でわかる!最適pH

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この動画の要点まとめ

ポイント

最適pH

高校 化学 6章 2節 34 2 答えあり

これでわかる!
ポイントの解説授業
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今回のテーマは、「最適pH」です。

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前回は、最適温度というものを紹介しました。
酵素が活発にはたらくためには、体温に近い37℃前後にする必要があるのでしたね。

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酵素のはたらきには、温度以外の条件も影響しています。
今回は、pHに注目しましょう。

最適pHとは、反応速度が最大になるpH

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まず、pHとは、水素イオン指数のことでした。
酸性の水溶液ほどpHが低く、塩基性の水溶液ほどpHが高くなるのでしたね。

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次のグラフは、pHと反応速度の関係を表しています。

高校 化学 6章 2節 34 2 図のみ

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横軸にpH、縦軸に反応速度がとられています。
図の中には、3つの曲線がかかれていますね。
これらは、ペプシン・アミラーゼ・トリプシンの3つの酵素を表しています。

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まずは、ペプシンの曲線に注目しましょう。
反応速度のときと同じように、山なりの曲線になっていますね。
pHが低いときには小さく、pH2付近でピークになっています。
このように、反応速度が最大になるpHのことを、最適pHといいます。

高校 化学 6章 2節 34 2 答えあり

最適pHは、酵素の種類ごとに異なる

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次に、3つの曲線の関係に注目してみましょう。
それぞれの酵素について、反応速度がピークに達しているところを見てください。

高校 化学 6章 2節 34 2 図のみ

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ペプシンはpH2、アミラーゼはpH7、トリプシンはpH8になっていますね。
ペプシンは酸性で反応しやすく、アミラーゼとトリプシンは中性付近で反応しやすいことになります。

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ポイントは、最適pHは酵素の種類ごとに異なる、という点です。

高校 化学 6章 2節 34 2 答えあり

この授業の先生

五十嵐 健悟 先生

「目に見えない原子や分子をいかにリアルに想像してもらうか」にこだわり、身近な事例の写真や例え話を用いて授業を展開。テストによく出るポイントと覚え方のコツを丁寧におさえていく。

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