高校化学
5分で解ける!芳香族化合物の分離の基本に関する問題
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練習の解説授業
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今回は芳香族化合物の分離に関する、基本的な考え方を学習しました。
その確認問題を解いてみましょう。
水酸化ナトリウムと反応するのは酸
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(1)は、アニリンとフェノールの混合物に水酸化ナトリウム水溶液を加えて、分離する内容です。
まずは、それぞれが酸なのか塩基なのかに注目しましょう。
アニリンは塩基、フェノールは酸でしたね。
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ということは、塩基である水酸化ナトリウムと反応するのは、酸であるフェノールです。
つまり、フェノールがナトリウムフェノキシドという塩になって、水に溶けます。
よって、答えは、次のようになります。
![高校 化学 5章 4節 77 練習(1) 答えあり](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_che/5_4_77_3/k_sci_che_5_4_77_3_image03.png)
炭酸水素ナトリウムと反応するのは、それより強い酸
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(2)は、安息香酸とフェノールの混合物に炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて、分離する内容です。
今度は、どちらも酸なので、その強弱を考えましょう。
安息香酸は、フェノールよりも強い酸です。
そして、そこに炭酸を加えると、次のように強弱が表されます。
安息香酸>炭酸>フェノール
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炭酸の塩である炭酸水素ナトリウムを加えたとき、より強い酸である安息香酸が反応します。
つまり、安息香酸が安息香酸ナトリウムとなって、水に溶けますね。
よって、答えは、次のようになります。
![高校 化学 5章 4節 77 練習(2) 答えあり](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_che/5_4_77_3/k_sci_che_5_4_77_3_image05.png)
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練習問題を解いていきましょう。