高校日本史B
5分でわかる!農民統制
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この動画の要点まとめ
ポイント
農民統制
これでわかる!
ポイントの解説授業
土地を売らせず、商品作物の栽培を禁止し、土地の分割を制限
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家光の統制は大名だけでなく、農民にも行われました。
1643年に出した 田畑永代売買禁(令) (でんはたえいだいばいばいのきん(れい))は、その名の通り土地の売買を禁止する制度です。
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困窮した農民が土地を失ってしまうと、収入がなくなり、小作人になるなどで更に貧しい生活を送らざるをえなくなります。
そこで、 農民が土地を失って路頭に迷うことのないように、土地の売買を禁止した のです。
また、 農民の土地を守ることで、年貢から収入を得る大名や幕府の財政を安定させることが目的でもありました 。
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これに加え、幕府は 田畑勝手作禁(令) (でんはたかってさくのきん(れい))も出しました。
これは、 商品作物の栽培を許可なく行ってはならない、という内容 です。
例えば紙の原料となる楮(こうぞ)などは高く売れます。
しかし、商品作物の栽培のために農民が米を作らなくなると、農民は食べるものがなくなり、大名や幕府の収入も減るため、制限をかけたのです。
ただ、時代が進み、肥料や道具の開発で米が安定して収穫できるようになると、この法令はあまり厳しく適用されなくなりました。
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少し後になって、1673年、4代将軍 徳川家綱 (とくがわいえつな)の代に、 分地制限令 (ぶんちせいげんれい)が出されました。
土地の分割を制限する法令です。
これは、 分割相続などで、一人ひとりの農民の収入が減りすぎることを防止するため のものでした。
当時の幕府は、農民のことを「生かさず殺さず」支配した
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農民に対して江戸幕府は、「財の余らぬように、不足なきように」「死なぬ様に、生きぬ様に」という感覚を持ってました。
年貢をしっかりと納めさせながらも、生活の余裕は生まれない程度に管理 しようとしていた、ということです。
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3つめのポイントでは、農民統制の部分について見ていきましょう。