高校化学
5分でわかる!アルコールの分子間脱水
![高校化学](http://assets.try-it.jp/assets/modules/utilities/subject_symbol_border_k0_science_chemistry-4179a514592d4339418c389143ae3d2b15628f365f3005f1e098291aaa50eab8.png)
- ポイント
- ポイント
- 練習
![](http://assets.try-it.jp/assets/modules/components/movie_size-f89110ba4a351d85c483bb12f73c7cf89e2ba13a9174f58b4a38599d28678843.png)
この動画の要点まとめ
ポイント
アルコールの分子間脱水
これでわかる!
ポイントの解説授業
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
アルコールの反応の中で、試験でよく問われるのが、脱水反応です。
分子間脱水と分子内脱水という2種類について学習していきましょう。
まず、今回紹介するのは、1つ目の分子間脱水反応です。
分子間脱水=2つの分子からHとOHを取り去って結合
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
次の図のように、エタノールを2分子用意しました。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
これに濃硫酸を加えて約130℃に加熱し、脱水反応を起こしてみましょう。
注目するのは、□で囲まれたOHとHです。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
どのような変化が起こったか、わかりますか?
片方のエタノールのOHともう一方のエタノールのHがH2Oになり、外に飛び出していますね。
そして、もとのエタノール同士が、エーテル結合によってくっついています。
この反応によってできた物質を、ジエチルエーテルといいます。
「2つのエチル基」がくっついた「エーテル」というような意味です。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
さて、この反応で大事なのは、分子と分子の間で脱水反応が起きたという点です。
このような脱水反応を、分子間脱水といいます。
約130℃なら分子間脱水
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
以上の内容をまとめておきましょう。
エタノールに濃硫酸を加え、約130℃にすると、ジエチルエーテルが生じます。
この反応を、分子間脱水といいます。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
ちなみに、同じ反応をメタノールで起こすと、ジメチルエーテルという物質が得られます。
こちらもよく登場するので、名前を押さえておきましょう。
![](http://assets.try-it.jp/assets/modules/utilities/logo_black-a711ae7f4c2af1410b916e7066a5e8950d6f2f3a2150e093b6dc878ad8f31d3f.png)
今回のテーマは、「アルコールの分子間脱水」です。