高校日本史B

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5分でわかる!豪商

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この動画の要点まとめ

ポイント

江戸時代の豪商

近世32 単語2
近世32 ポイント2

これでわかる!
ポイントの解説授業
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2つめのポイント、 江戸時代初期に登場した豪商 (ごうしょう)について見ていきます。
商人の名前は、 拠点の町の名前とも合わせて 覚えておきましょう。

江戸の豪商・三井

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まず江戸では、 三井家 (みついけ)が代表的な豪商です。
現在でも銀行や不動産など様々な分野で有名な家名ですね。

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この三井家は、 三井高利(みついたかとし)が始めた越後屋(えちごや)という呉服店・両替商が発祥 で、「 現金掛け値なし 」という商法で成功しました。
当時は、呉服のような高価なものを売買するときは、商品だけ先に渡して、代金は後で支払ってもらうという「掛け売り」が一般的でした。
しかし、これには当然いくつかリスクがあります。
たとえば掛け売りだと、代金をもらって儲けが発生するまでの間、店側は丸損ということになり、場合によっては他から資金を借り入れて経営しなければなりません。
さらにひどい場合は、支払い自体を踏み倒されてしまうということもありました。

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越後屋三井は「現金掛け値なし」商法によって、掛け売りを一切廃止し、商品の受け渡しと同時にその場で現金で支払いをしてもらう ようにしました。
掛け売りのリスクを払拭して確実に利益を上げ、成長していったのです。
こうして三井家は、小さな店からスタートして、ついには幕府・政治家と絡めるほどの権力を手に入れました。
そして、三井は現在も巨大な金融グループとして残っているのです。

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また紀伊国屋文左衛門(きのくにやぶんざえもん)は、明暦の大火という大火事で江戸の大半が焼失したとき、材木を買い占めて、復興需要で価値が高騰したときに売ることで巨利を得たといわれています。

大坂の豪商 鴻池・住友

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大坂では 鴻池(こうのいけ)家住友家 が有名です。
鴻池家 は当時最大の両替商グループであった十人両替の一つであり、大名貸しで巨大な利益を上げて成長しました。
後の三和銀行となっていきます。

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住友家 は別子銅山を経営し利益を上げました。
銅山はほとんど幕府が直轄化していましたが、この別子銅山については、住友家が握っていたのです。
江戸から明治にかけて、この銅山で大きな利益を得て成長していきました。
今でも金融グループなどで名前を聞く家名ですね。

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これらの豪商が江戸なのか、大坂なのかをしっかり区別 して覚えましょう。

この授業の先生

黒川 広貴 先生

「どこがテストに出るの?」「どうやって覚えたらいいの?」「どうしたら点数がとれるの?」という疑問に答え、着実に点数を伸ばすための授業を展開。

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