３つ目のポイントは、渡来人についてです。
古墳時代には、朝鮮からの 渡来人 が様々な技術や知識を伝えました。
ここでは、そのなかでも代表的な３人の渡来について学んでいきましょう。

１人目は、 弓月君 (ゆづきのきみ)。
弓月君は、蚕(かいこ)の繭から生糸を作る養蚕の技術や、機織りの新しい技術を日本に伝えました。
秦氏 (はたうじ)という豪族の祖先と呼ばれています。

２人目は、 阿知使主 (あちのおみ)。
文筆に優れており、東漢氏(やまとのあやうじ)の祖先とされています。

３人目は、 王仁 (わに)。
「論語」や「千字文」など中国の優れた文章を持ちこみ、それによって日本に 漢字 が伝わりました。
西文氏(かわちのふみうじ)の祖と言われています。

読みづらい名前がたくさん出てきました。
日本に伝えた内容や、子孫の豪族とセットにしながら、読んだり書いたりして、試験で名前を間違えないようにしましょう。