高校日本史B
5分でわかる!推古天皇の政治(冠位十二階と憲法十七条)
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この動画の要点まとめ
ポイント
推古天皇の政治(冠位十二階と憲法十七条)
これでわかる!
ポイントの解説授業
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飛鳥時代の「飛鳥」は、地名から名づけられています。
今の奈良県の真ん中あたりに都があり、そこが飛鳥という地名であったことから「飛鳥時代」と呼ばれます。
ちなみに、「飛鳥」という地名は現在、「明日香」という別の漢字の地名となっています。
推古天皇&聖徳太子&蘇我馬子が協力して政治を行う
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飛鳥時代に、 推古天皇 という女性の天皇が即位しました。
推古天皇は、摂政(せっしょう)の 聖徳太子(厩戸王子) と大臣(おおおみ)の 蘇我馬子 の2人と、協力体制で政治を行いました。
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ちなみに、「聖徳太子」という名前は後の時代になってつけられたものです。
しかし、学校の先生などから「厩戸王子」といわなければダメ、と言われていない限り、テストでは「聖徳太子」と書いても問題ありません。
家柄でなく個人に冠位が与えられる制度「冠位十二階」
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603年に、 冠位十二階 (かんいじゅうにかい)という制度が新たに設けられました。
氏に関係なく個人に対して 、十二段階に分けられた冠位を与える、という制度です。
この、 個人に対して 、というところがポイントです。
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一つ前の時代、古墳時代のヤマト政権では、一族中心の 氏 に対して 姓 という身分や地位が与えられていました。
これを氏姓制度といいましたね。
冠位十二階 は、氏という家柄に関係なく個人に冠位を与えることで、有能な人を役人として登用しよう、という狙いがあったようです。
役人の心得を示した「憲法十七条」
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続いて604年には、 憲法十七条 (けんぽうじゅうななじょう)が制定されました。
「憲法」という名前がついていますが、現代の憲法とは異なり、法律ではなく 役人の心得 を示したものであることがポイントです。
例えば、役人は人と仲良くしなさい、仏教を敬いなさい、天皇を尊重し敬いなさい、といった内容が書かれています。
一般の人々に「仏教を敬いなさい」と言っているわけではない ことに注意しましょう。
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今回からは、飛鳥時代の政治をテーマに見ていきます。
今回はその中で、推古天皇の政治を中心に見ていきます。