高校化学
5分で解ける!系統分離に関する問題
![高校化学](http://assets.try-it.jp/assets/modules/utilities/subject_symbol_border_k0_science_chemistry-4179a514592d4339418c389143ae3d2b15628f365f3005f1e098291aaa50eab8.png)
- ポイント
- ポイント
- 練習
![](http://assets.try-it.jp/assets/modules/components/movie_size-f89110ba4a351d85c483bb12f73c7cf89e2ba13a9174f58b4a38599d28678843.png)
この動画の問題と解説
練習
一緒に解いてみよう
解説
これでわかる!
練習の解説授業
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
今回は、実際に系統分離に挑戦する問題です。
これまでと同じ方法で分離していきましょう。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
今、水溶液の中には、3種類の金属イオンが含まれています。
銀(Ⅰ)イオンAg+
銅(Ⅱ)イオンCu2+
鉄(Ⅲ)イオンFe3+
それでは、実際に系統分離を進めていきましょう。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
【Ag+,Cu2+,Fe3+】
塩化物イオンCl-と反応して沈殿を生成するのは、Ag+・Pb2+
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
1番目の操作は、 「希塩酸を加える」 です。
塩化物イオンCl-と反応する物質を探しましょう。
反応するのは、Ag+・Pb2+です。
今回の場合は、Ag+とCl-が反応して、AgClが沈殿します。
よって、沈殿1には塩化銀AgClがあてはまります。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
【Cu2+,Fe3+】
硫化物イオンS2-からできる沈殿については、溶液の液性に注意
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
2番目の操作は、 「硫化水素を通じる」 です。
硫化水素を通じるときのポイントは、溶液の液性でした。
酸性・中性・塩基性のいずれでも沈殿を生成するのは、Cu2+・Ag+ です。
それに対して、中性・塩基性の場合のみ沈殿を生成するのは、Zn2+・Fe2+ です。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
今回の場合は、直前に希塩酸を加えたため、溶液は酸性になっています。
酸性でも沈殿を生じるのは、Cu2+ です。
そのため、Cu2+とS2-が反応して、CuSが沈殿します。
よって、沈殿2には硫化銅(Ⅱ)CuSがあてはまります。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
ちなみに、硫化水素は強い還元性をもつので、Fe3+は還元されてFe2+になっています。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
【Fe2+】
![高校化学 無機物質51 練習 答えあり](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_che/4_3_51_3/k_sci_che_4_3_51_3_image02.png)
![](http://assets.try-it.jp/assets/modules/utilities/logo_black-a711ae7f4c2af1410b916e7066a5e8950d6f2f3a2150e093b6dc878ad8f31d3f.png)
練習問題を解いていきましょう。