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5分でわかる!銀イオンの反応①

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この動画の要点まとめ

ポイント

銀イオンの性質①

高校化学 無機物質44 ポイント1 答えあり

これでわかる!
ポイントの解説授業
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今回のテーマは、「銀イオンの性質」です。

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前回は、銀の単体・化合物について見てきました。
次に注目するのは、銀イオンです。

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銀イオンといえば、金属のイオン化傾向のところで登場しましたよね。
硝酸銀水溶液に銅を入れると、イオン化傾向の違いから、銅が溶けて銀が析出します。
このように金属が析出することを、金属樹といいました。

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今回は、銀イオンの性質について、詳しく見ていきましょう。

Ag++少量のNaOH⇒Ag2Oの褐色沈殿

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試験管の中に、銀イオンAg+を含む溶液を用意しました。
この溶液の中に、少量の水酸化ナトリウム水溶液を加えてみます。
すると、酸化銀Ag2Oの褐色沈殿が生じます。

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ここで戸惑った人がいるのではないでしょうか?
銅イオンや亜鉛イオンに少量のNaOHを加えると、Cu(OH)2やZn(OH)2が生じました。
銅や亜鉛の場合は水酸化物が発生していたわけです。

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それに対して、銀の場合は、Ag2Oという酸化物になります。
「AgOH」とはならないことに要注意です。

Ag2O+多量のNaOH⇒再溶解しない

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また、多量の水酸化ナトリウム水溶液を加えても、Ag2Oは再溶解しません。

Ag2O+多量のNH3⇒再溶解

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一方、アンモニアNH3の場合はどうでしょうか?
銀イオンを含む水溶液に少量のアンモニア水を加えると、Ag2Oの褐色沈殿が生じます。

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さらに、多量のNH3を加えると、沈殿が再溶解します。
そのときには、ジアンミン銀(Ⅰ)イオン[Ag(NH3)]+ が生じます。

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銀イオンの反応について、整理しておきましょう。

高校化学 無機物質44 ポイント1 答えあり

この授業の先生

五十嵐 健悟 先生

「目に見えない原子や分子をいかにリアルに想像してもらうか」にこだわり、身近な事例の写真や例え話を用いて授業を展開。テストによく出るポイントと覚え方のコツを丁寧におさえていく。

銀イオンの反応①
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