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5分でわかる!銀と銅の錯イオン

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この動画の要点まとめ

ポイント

銀と銅の錯イオン

高校化学 無機物質34 ポイント1 答えあり

これでわかる!
ポイントの解説授業
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今回のテーマは、「銀と銅の錯イオン」です。

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前回は、錯イオンの定義や配位子の種類について学習してきました。
次に、実際の錯イオンを見ていきましょう。

配位子の数え方はギリシャ語のモノ・ジ・トリ・テトラ・ペンタ・ヘキサ

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さて、錯イオンについて見ていく前に、数字について紹介していきます。
なぜなら、錯イオンに名前をつけるときには、ギリシャ語の数字の数え方が必要になってくるためです。
 1:mono(モノ)
 2:di(ジ)
 3:tri(トリ)
 4:tetra(テトラ)
 5:penta(ペンタ)
 6:hexa(ヘキサ)
それでは、実際に錯イオンを見ていきましょう。

ジアンミン銀(Ⅰ)イオン〔Ag(NH3)2+

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図の左には、1つ目の錯イオンがあります。

高校化学 無機物質34 ポイント1 答えなし

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銀イオンにアンモニアが2つ配位結合していますね。
この錯イオンは、ジアンミン銀(Ⅰ)イオン〔Ag(NH3)2+ と言われます。

錯イオンの名前のつけ方は、最初に配位子、その後に金属イオン

高校化学 無機物質34 ポイント1 答えなし

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さぁ、どうしてこのような呼び方になっているのか、細かく見ていきましょう。
「ジアンミン」とは、「2個のアンミン」 が結合しているという意味です。
「銀(Ⅰ)イオン」とは、「価数が1の銀イオン」 ということです。
このように、最初に配位子その後に金属イオンを並べることで、錯イオンの名前をつけられるのです。

テトラアンミン銅(Ⅱ)イオン〔Cu(NH3)42+

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次に、右の図を見て下さい。

高校化学 無機物質34 ポイント1 答えなし

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2価の銅イオンに4個のアンモニアが、配位結合しています。

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さぁ、みなさんは、このイオンの呼び方がわかりますか?
まずは、配位子から考えるのでしたね。
配位子は、4つのアンミンですね。
ギリシャ語で4はテトラだったので、配位子は 「テトラアンミン」 となります。
そして、中心にあるのは、2価の銅イオンです。
つまり、「銅(Ⅱ)イオン」 となります。

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よって、この錯イオンは、テトラアンミン銅(Ⅱ)イオン〔Cu(NH3)42+ となります。

高校化学 無機物質34 ポイント1 答えあり

この授業の先生

五十嵐 健悟 先生

「目に見えない原子や分子をいかにリアルに想像してもらうか」にこだわり、身近な事例の写真や例え話を用いて授業を展開。テストによく出るポイントと覚え方のコツを丁寧におさえていく。

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