高校化学
5分でわかる!銀と銅の錯イオン
![高校化学](http://assets.try-it.jp/assets/modules/utilities/subject_symbol_border_k0_science_chemistry-4179a514592d4339418c389143ae3d2b15628f365f3005f1e098291aaa50eab8.png)
- ポイント
- ポイント
- 練習
![](http://assets.try-it.jp/assets/modules/components/movie_size-f89110ba4a351d85c483bb12f73c7cf89e2ba13a9174f58b4a38599d28678843.png)
この動画の要点まとめ
ポイント
銀と銅の錯イオン
これでわかる!
ポイントの解説授業
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
前回は、錯イオンの定義や配位子の種類について学習してきました。
次に、実際の錯イオンを見ていきましょう。
配位子の数え方はギリシャ語のモノ・ジ・トリ・テトラ・ペンタ・ヘキサ
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
さて、錯イオンについて見ていく前に、数字について紹介していきます。
なぜなら、錯イオンに名前をつけるときには、ギリシャ語の数字の数え方が必要になってくるためです。
1:mono(モノ)
2:di(ジ)
3:tri(トリ)
4:tetra(テトラ)
5:penta(ペンタ)
6:hexa(ヘキサ)
それでは、実際に錯イオンを見ていきましょう。
ジアンミン銀(Ⅰ)イオン〔Ag(NH3)2〕+
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
図の左には、1つ目の錯イオンがあります。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
銀イオンにアンモニアが2つ配位結合していますね。
この錯イオンは、ジアンミン銀(Ⅰ)イオン〔Ag(NH3)2〕+ と言われます。
錯イオンの名前のつけ方は、最初に配位子、その後に金属イオン
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
さぁ、どうしてこのような呼び方になっているのか、細かく見ていきましょう。
「ジアンミン」とは、「2個のアンミン」 が結合しているという意味です。
「銀(Ⅰ)イオン」とは、「価数が1の銀イオン」 ということです。
このように、最初に配位子、その後に金属イオンを並べることで、錯イオンの名前をつけられるのです。
テトラアンミン銅(Ⅱ)イオン〔Cu(NH3)4〕2+
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
次に、右の図を見て下さい。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
2価の銅イオンに4個のアンモニアが、配位結合しています。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
さぁ、みなさんは、このイオンの呼び方がわかりますか?
まずは、配位子から考えるのでしたね。
配位子は、4つのアンミンですね。
ギリシャ語で4はテトラだったので、配位子は 「テトラアンミン」 となります。
そして、中心にあるのは、2価の銅イオンです。
つまり、「銅(Ⅱ)イオン」 となります。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
よって、この錯イオンは、テトラアンミン銅(Ⅱ)イオン〔Cu(NH3)4〕2+ となります。
![](http://assets.try-it.jp/assets/modules/utilities/logo_black-a711ae7f4c2af1410b916e7066a5e8950d6f2f3a2150e093b6dc878ad8f31d3f.png)
今回のテーマは、「銀と銅の錯イオン」です。