高校数学B
5分でわかる!ベクトルの平行条件
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この動画の要点まとめ
ポイント
ベクトルの平行条件と成分
これでわかる!
ポイントの解説授業
「ベクトルbがベクトルaの実数倍」ならば平行
異なる2つのベクトルa,bについて考えます。もしベクトルaとベクトルbが平行ならば、次の図のように表せますね。
ベクトルaとベクトルbが平行のとき、2つのベクトルは 向きが同じで、大きさが異なる ことになります。したがって、実数kを用いて (ベクトルb)=k倍の(ベクトルa) と表せますね。
逆に、異なる2つのベクトルa,bについて、実数kを用いて (ベクトルb)=k倍の(ベクトルa) と表せるとき、 ベクトルaとベクトルbは平行である といえます。
「2つのベクトルが平行」を成分で考えると……
では、 「ベクトルbがベクトルaの実数倍」⇔「ベクトルaとベクトルbは平行」 を成分で考えてみましょう。
(ベクトルa)=(x1,y1),(ベクトルb)=(x2,y2)として、 (ベクトルb)=k倍の(ベクトルa) に代入します。
(x2,y2)=k(x1,y1)
⇔ x2=kx1,y2=ky1
ここで、 x2とy2の比 を考えると、x2:y2=kx1:ky1になり、この比はkが打ち消されて x2:y2=x1:y1 になりますね。
このように 2つのベクトルが平行なとき、2つのベクトルのx成分とy成分の比が一致する ということをしっかり覚えておきましょう。
今回のテーマは ベクトルの平行条件と成分 です。 2つのベクトルが平行であるための条件 について学習していきましょう。