今回のテーマは ベクトルの実数倍 です。
加法(足し算)と減法(引き算)に続き、 実数倍(実数のかけ算) について学習しましょう。

ベクトルOAの3倍 や、 ベクトルOAの-2倍 がどのようなベクトルを表すかイメージできますか？次のポイントをもとに解説していきますね。

ベクトルOA(ただし零ベクトルではない)に対して3ベクトルOAはは矢印OAを 3倍に拡大 したベクトルとなります。1/2ベクトルOAは矢印OAを 1/2に縮小 したものです。

マイナスがついたベクトルは、 逆向きのベクトル を表しましたね。-2ベクトルOAとあれば、矢印OAを 逆方向に2倍 したベクトルとなります。-2/3ベクトルOAならば、矢印OAを 逆方向に2/3倍 したものを表します。

このようにベクトルの実数倍は、 ベクトルの前の数字の分だけ拡大・縮小 するのがポイントですね。