高校日本史B
5分でわかる!氏姓制度
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この動画の要点まとめ
ポイント
氏姓制度
これでわかる!
ポイントの解説授業
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この 氏 とは 豪族の一族集団 、 姓 は それぞれの氏の身分・地位を表す称号 です。
どういうことなのか、詳しく見ていきましょう。
氏上をトップとした豪族とその支配民の集団が「氏」
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まず、 氏 についてみていきましょう。
上の図にある人々の集団をまとめて「氏」といいます。
図のように、氏の中にも上下関係がありました。
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一族の長である 氏上 (うじがみ、うじのかみ)の下に、血縁者である 氏人 (うじびと)が位置します。
この氏上と氏人が血縁関係にある豪族の一族です。
そして、氏が持つ土地で耕作を行うのが 部曲 で、さらに下の奴隷が 奴婢 です。
この、 氏上、氏人、部曲、奴婢をまとめて「氏」といった 、と捉えてください。
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例えば、蘇我氏という豪族がいて、そのトップが蘇我稲目という人ならば、蘇我稲目が氏上で、それ以外の「蘇我○○」という人たちが氏人、となります。
そして、彼らに仕える部曲や奴婢を含めて「蘇我氏」と呼ばれていたのです。
それぞれの「氏」の身分や地位を表したものが「姓」
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豪族の「氏」にはそれぞれ一つずつ、「姓」という身分・地位が与えられました。
身分・地位の違いによって、「氏」をランク付けしたんですね。
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有力な一族には 臣 (おみ)や 連 (むらじ)という姓が与えられました。
例えば、後に大きな権力を持つ蘇我氏には「臣」という姓が与えられています。
他に、大王から分かれた地方豪族には 君 という姓もありました。
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臣と連のうち、それぞれもっとも権力の強い豪族が「大臣」「大連」に選ばれ、政治の中心を担っていました。
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ややこしいところですが、 豪族一族の集団である「氏」に「姓」という身分・地位が与えられた 、これが 氏姓制度 だ、ということをしっかり押さえましょう。
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ヤマト政権では、豪族の身分秩序のために、 氏姓制度 と呼ばれる制度が導入されていました。
2つ目のポイントは、この 氏姓制度 (しせいせいど)です。
「 氏 」(うじ)に対して「 姓 」(かばね)を与えるので 氏姓制度 と呼ばれます。