抗体は、体内に侵入してきた抗原を排除するタンパク質です。
構成するタンパク質は、免疫グロブリンと呼ばれます。
アルファベットの頭文字をとってIgともいうので覚えておきましょう。

抗体は大きく2つの部分に分けることができました。
抗体の先端の二股になった部分は可変部といい、抗原に結合する部分です。
抗原ごとに構造が変わるという特徴があります。

一方、可変部でない部分は、抗体すべてに共通した構造をもっています。
この部分を定常部といいます。

抗体の可変部は、抗原ごとに構造が変わるという特徴がありました。
可変部は様々な領域に分かれており、各領域は複数の遺伝子から構成されています。

抗体を産生する細胞は、B細胞です。
B細胞は、抗原に関する情報を受け取ったあと、抗原に対抗できる抗体を産生します。
その過程で、可変部の各領域がもつ複数の遺伝子を1つずつ選別します。
これを、遺伝子再編成いいます。