今回は 「２次方程式の実数解の個数」 について学習しよう。
「ある２次方程式を解いたとき、解はいくつ（何個）出てきますか」という話だよ。

「２次方程式の解の個数」については、実は３パターンあることをおさえておこう。

１番スタンダードなパターンから確認しよう。
(ⅰ) 「異なる２つの実数解」 　 （解が２個）
２次方程式を解くと、基本的にはこれまで解が２つでてきたよね。

次に解が重なっているパターン。
(ⅱ) 「重解」 　 （解が１個）
２次方程式を解くと、これまでにときどき、解が１個（解が重なっている）のパターンがあったよね。

最後はこれまでほとんど見かけなかったパターン。
(ⅲ)「実数解をもたない」（解なし）
実数解をもたないパターンは、解の公式で解こうとしたとき、 √の中身がマイナス になってしまうような２次方程式なんだ。
つまり、 「ｂ²－４ａｃ」が負の数 になってしまうときだよ。

√の中身がマイナス なんていう数は、ありえないよね。だから、この場合、方程式は 「解なし（解が０個）」 となるんだよ。

もう一度、３パターンをポイントでおさらいして、例題を解いてみよう。