練習1は、元禄時代の政治についての問題です。
学んだ内容をおさらいしましょう。

「元禄時代」とは、江戸幕府５代将軍が政治を行っていた時代のことを指します。
彼の名前は 徳川綱吉 でしたね。
綱吉の時代に定められた 極端な動物愛護令 を何と言いましたか？
これは 生類憐みの令 ですね。
特に犬を過度に保護したことから、「犬公方」と呼んでからかう人もいました。

綱吉は儒教を重視し、湯島にある人物を祀る聖堂を建てました。
その人物とは、儒教の創始者である 孔子 でしたね。
そして幕府は、儒教の中でもある学問を特に重視しました。
上下関係を肯定する学問で、江戸時代の 厳しい身分制度に都合が良かった からでしたね。
答えは 朱子学 です。

続いて、幕府の財政改革に着手した、ある人物についての問題です。

綱吉の死後、将軍を補佐する役人が 正徳の治 と呼ばれた政治を行い、幕府の政治を立て直しました。
「正徳の治」とヒントがでたら 新井白石 を思い出せるようにしておきましょう。

彼は人々に不評だった「生類憐みの令」を廃止しました。
さらに長崎貿易を制限して、 銀 の流出を防ごうとしたのです。
銀の流出が問題になるほど、たくさんの商品を海外から買っていたのです。