高校化学
5分で解ける!ファラデーの法則と計算に関する問題
![高校化学](http://assets.try-it.jp/assets/modules/utilities/subject_symbol_border_k0_science_chemistry-4179a514592d4339418c389143ae3d2b15628f365f3005f1e098291aaa50eab8.png)
- ポイント
- ポイント
- 練習
![](http://assets.try-it.jp/assets/modules/components/movie_size-f89110ba4a351d85c483bb12f73c7cf89e2ba13a9174f58b4a38599d28678843.png)
この動画の問題と解説
練習
一緒に解いてみよう
解説
これでわかる!
練習の解説授業
電気分解の計算においては、「電子の物質量」に注目
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
まずは、問題の内容を確認しておきます。
白金電極を使って、水酸化ナトリウム水溶液を電気分解しています。
発生した 酸素の体積 から、流れた 電子の電気量 を求めましょう。
電子 と 酸素量 が登場する陽極の反応式を見てください。
4OH-→O2+2H2O+4e-
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
この反応式より、酸素と電子の物質量の関係がわかります。
酸素の物質量:電子の物質量=1mol:4mol
標準状態において、多くの気体1molの体積は22.4L
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
それでは次に、 酸素の物質量 を求めましょう。
この実験では、発生した酸素の体積がわかっています。
標準状態で224mLですね。
標準状態において、 多くの気体1molの体積は22.4L=22400mL した。
これを利用すると、発生した酸素の物質量がわかります。
1mol:22400mL= 0.01mol :224mL
よって、酸素の物質量は、 0.01mol です。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
さきほど、次の式を示しましたね。
酸素の物質量:電子の物質量=1mol:4mol
この式に酸素の物質量を入れてみると、電子の物質量がわかります。
1mol:4mol=0.01mol: 0.04mol
よって、流れた電子は 0.04mol ですね。
ファラデー定数とは、電子1molあたりの電気量
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
最後に、ファラデー定数を使って、 電子の物質量 を 電気量 に変換しましょう。
ファラデー定数とは、電子1molあたりの電気量のことでした。
つまり、 電子1molは96500Cの電気量をもっている わけです。
これを利用すると、電子0.04molがもっている電気量を求めることができますね。
1mol:96500C=0.04mol: 3860C
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
よって、答えは、 3860C となります。
![高校化学 化学反応とエネルギー24 練習 答えあり](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_che/2_2_24_3/k_sci_che_2_2_24_3_image02.png)
![](http://assets.try-it.jp/assets/modules/utilities/logo_black-a711ae7f4c2af1410b916e7066a5e8950d6f2f3a2150e093b6dc878ad8f31d3f.png)
練習問題を解いていきましょう。