この問題を解くポイントは 「比較級(-er/more～)の表現」をしっかりと押さえること です。

２つのものを比べて「…よりももっと～」 は 比較級 の表現を使って表すよ。
比較級をつくる方法は 短めの単語なら後ろに-erをくっつけて、長めの単語なら前にmoreを置く のが基本だよ。 「…よりも」 の部分は than… で表そう。

では、さっそく問題を解いていこう。

カッコに入る英語を選択肢から選ぶ問題。
まずは(1)(2)を続けて見ていこう。
選択肢には、同じ単語に-erとmoreをそれぞれつけた形が並んでいるよ。 正しい比較級の形を選ぶ 問題なんだね。

まず(1)を見ていこう。
This book is「この本は」、than that「あれより」と訳せるね。
選択肢を見ると、useful「役立つ」の比較級をカッコに入れるとわかるね。

usefulを比較級にするには、-erとmore、どちらをつけたら良いかな。
ここで判断の基準となるのは、母音の数 だよ。

usefulはuseとfulで、発音する母音が２音以上入っているね。
発音する母音が２音以上ある単語は、長めの単語 だと考えよう。前にmoreを置いて、比較級をつくるよ。

(2)は、Mary looks「メアリーは～に見える」、
than her sister「彼女の妹より」だね。

選択肢を見ると、youngerとmore youngがあるね。
young「若く」の比較級の正しい形はどちらかな。

famousやusefulと同じように 単語に含まれる母音の数 から考えよう。
youngには発音する母音が１音しかないね。
だから短めの単語と考えるよ。
比較級は、後ろに-erをつけたyoungerが正解。

続いて(3)(4)を見ていくよ。

(3)は、This lecture「この講義は」、than that「あれよりも」だね。
選択肢から、good「良い」の比較級の正しい形を選ぼう。

実は、goodの比較級はgooderではなく better「もっと良い」 を使うよ。形容詞good「良い」と、副詞well「良く」の比較は例外的に、-erをつけるのではなく、betterになるんだ。

「この講義は、あれよりももっと良い。」という意味になるね。

(4)は、Your plan is「あなたの計画は」、than mine「私のよりも」だね。
選択肢から、bad「悪い」の比較級を選ぶよ。
badはgoodの対義語で、-erをつけるのではなく、実は worse「もっと悪い」 という特別な形になるよ。

英文の意味は、「あなたの計画は、私の計画よりももっと悪い。」となるね。

「良い/良く」「悪い/悪く」を表す比較は、特別な形になることを覚えておこう。