5分でわかる!「比較級(-er / more ~)」の表現
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この動画の要点まとめ
ポイント
2つのものを比べる表現!
前回は、比較表現には3つのパターンがあることを学んだね。
ここからはまず、その1つ目のパターン、① 「…よりももっと~」 のパターンの比較表現を、詳しく見ていこう。
①のパターンは 2つのものを比べてよりわかりやすくする 表現だよ。
次の例題を見ていこう。
下線に英語を補う問題だね。
among the foreignersは「外国人の中で」、
than Tokyoで「東京と比べると」という意味だね。
下線部分が、「より(もっと)有名だ」という意味になるように、英語を補いたいね。
「有名だ」はfamousで表すことができるけれど、
「 もっと 有名だ」というニュアンスを出すには、どうしたら良いかな。
短ければ-er、長ければmore
今回のポイントを見ていこう。
「…よりももっと~」 のように 2つのものを比べてよりわかりやすくする パターンは 比較級 を使って表現するよ。
比較級 は 形容詞や副詞の後ろに-erをくっつけたり、前にmoreを置いたりした形 。
「より~」「もっと~」 という意味になるんだ。
基本は 短めの単語のときは、単語の後ろに-erをつける、
長めの単語のときは、単語の前にmore~を置く のがポイントだよ。
具体的に見てみよう。
例えば、tall、fast、bigなどは、短めの形容詞だね。
それぞれ比較級では、tall er , fast er , bigg er など もとの形に-erをくっつけて表す よ。biggerのように、最後のアルファベットを重ねてから-erをつける場合もあるので注意。
interestingやdifficultなどは、長めの形容詞だね。
more interestingや more difficultなど もとの形の前にmoreを置いて、比較級をつくろう 。
famousは-erかmoreか?
ただし、長い単語なのか、短い単語なのか、判断しづらいものもあるよね。例えば、famousの比較級はどんな形になるかな?
famousは長めの単語と考え、前にmoreを置いて表す よ。
でもどうして、famousには-erではなくmoreをつけるのかな?
famousは、短めにも見えるのに、不思議だよね。
実は、famousという単語には、faとmousのように 発音する母音が2音以上入っている のが理由なんだ。
1つの単語の中に、発音する母音が2音以上ある単語は、長めの単語として考える のが基本だよ。長めの単語の後ろに、さらに-erを付けると、単語がますます長くなっちゃうよね。だからfamousには、後ろに-erをつけるかわりに、前にmoreをつけて、more famousとなるんだ。
それじゃあ、問題に戻ってみよう。
「より(もっと)有名だ」という意味になるように、下線に英語を補おう。
「有名である」はfamousを使って表せるね。
京都と東京、という 2つのものを比べている から 比較級を使って表現 しよう。
比較級のつくり方の基本は 短い単語は後ろに-erをくっつけて、長い単語は前にmoreを置く ことだったね。
famousは、長めの単語と考えて 前にmoreを置いて 比較級をつくろう。
下線には、more famousを入れるよ。
京都が有名だということを伝えるために、あえて東京と比べているんだ。
「すごい、首都である東京よりも有名なんだ!」と、文全体の説得力が増したよね。
次に、(2)を見ていくよ。
(2)では、「より(もっと)速く」という意味を下線に補おう。
ジャックと私という 2人で比べることで、どのくらい速いのかを、よりわかりやすくしている んだ。
** 比較級を使った表現** で 「…よりももっと~」 という意味を表そう。
「速く」はfastという副詞で表せるよ。これは 短めの単語 だね。
後ろに-erを付けて 比較級はfasterと表そう。
続いて、(3)を見ていくよ。
「より(もっと)難しい」という意味になるように下線を補おう。
数学と英語という 2つのものを比べているから、比較級を使って表現 しよう。
「難しい」difficultを比較級にするよ。difficultは 長めの単語 だね。 前にmoreを置いて more difficultと表そう。
2つのものを比べて「…よりももっと~」 ということを表すには 比較級 の表現を使おう。
比較級のつくり方は 短めの単語は後ろに-erをくっつける、長めの単語は前にmoreを置く のが基本だよ。
今回のテーマは 「『比較級(-er/more~)』の表現」 についてです。