高校生物

高校生物
5分で解ける!効果器:筋肉の収縮曲線に関する問題

4

5分で解ける!効果器:筋肉の収縮曲線に関する問題

4
トライのオンライン個別指導塾トライのオンライン個別指導塾

この動画の問題と解説

練習

一緒に解いてみよう

高校 生物 動物生理24 練習 すべて空ける

解説

これでわかる!
練習の解説授業

ミオグラフ・キモグラフについておさえよう

高校 生物 動物生理24 練習 練習(1)
lecturer_avatar

ミオグラフとは、筋肉の収縮の観察装置に付いているドラムの回転速度を上げることで得られるグラフです。
ドラムの回転速度を上げると、1回の収縮の様子を細かく観察することができるという特徴がありました。

lecturer_avatar

ミオグラフは3つの時期に分けられます。
刺激を与えてから筋肉の収縮が始まるまでの時間、筋肉が最大収縮となるまでの時間、筋肉が弛緩して元に戻るまでの時間です。
このうち、刺激を与えてから収縮が始まるまでの期間を潜伏期といいます。

lecturer_avatar

筋肉は、刺激を受けた直後に収縮が起きるのではありません。
神経から筋肉まで刺激が伝わるまでには、伝導と伝達というプロセスがありました。
潜伏期は、伝導と伝達にかかる時間と言うこともできますね。

高校 生物 動物生理24 練習 練習(2)
lecturer_avatar

ミオグラフは3つの時期に分けることができました。

高校 生物 動物生理24 練習 練習(2)のミオグラフ
lecturer_avatar

刺激を与えてから収縮が始まるまでの時間を潜伏期といいました。
潜伏期は、グラフで①の領域に相当します。

lecturer_avatar

筋肉が最大収縮となるまでの時間は収縮期といいます。
収縮期は、グラフで②の領域に相当します。

lecturer_avatar

筋肉の弛緩がみられる時間は弛緩期といいます。
弛緩期には、収縮して短くなっていた筋肉が元の長さまで戻ります。
すると、筋肉の先端に付いていたペン先が下がり、右下がりのグラフになることが特徴です。
よって、筋肉の弛緩がみられる領域はです。

高校 生物 動物生理24 練習 練習(3)
lecturer_avatar

キモグラフとは、筋肉の収縮の観察装置に付いているドラムの回転速度を下げることで得られるグラフです。
ドラムの回転速度を下げると、複数の収縮の様子を観察しやすいという特徴がありました。
キモグラフには3つの種類があります。

高校 生物 動物生理24 練習 練習(3)のキモグラフ
lecturer_avatar

Aは、単発の刺激を断続的に与えたときにみられる収縮です。
Bは、弛緩し終える前に刺激を連続的に与えたときにみられる収縮です。
Cは、非常に短い間隔の刺激を連続的に与えたときにみられる収縮です。

lecturer_avatar

これらのうち、刺激が連続的に与えられたキモグラフはBです。
通常、筋肉は収縮すると、やがて元に戻ります。
しかし、筋肉が弛緩し終わる前に次の刺激を連続的に与えると、このようなグラフが得られるのです。
Bの収縮は、収縮と不完全な弛緩が連続的に起こっている収縮なのですね。

高校 生物 動物生理24 練習 練習(4)
lecturer_avatar

キモグラフには3つの種類がありました。

高校 生物 動物生理24 練習 練習(3)のキモグラフ
lecturer_avatar

Aは単収縮といい、刺激を与える間隔をやや長めにした場合にみられる収縮です。
Bは不完全強縮といい、収縮と不完全な弛緩が連続的に起こっている収縮です。
Cは完全強縮といい、弛緩がみられず収縮し続けることが特徴です。

lecturer_avatar

筋肉に与える刺激の間隔やタイミングを変えることで3種類の収縮がみられます。
それぞれの特徴をおさえましょう。

高校 生物 動物生理24 練習 すべてうめる
トライのオンライン個別指導塾
効果器:筋肉の収縮曲線
4
友達にシェアしよう!
トライのオンライン個別指導塾

この授業のポイント・問題を確認しよう

動物生理

      会員登録をクリックまたはタップすると、利用規約・プライバシーポリシーに同意したものとみなします。
      ご利用のメールサービスで @try-it.jp からのメールの受信を許可して下さい。詳しくは
      こちらをご覧ください。

      神経系と効果器

      トライのオンライン個別指導塾トライのオンライン個別指導塾

      高校生物