今回は、国風文化の２回目、建築や彫刻、絵画や書道などの分野について学んでいきましょう。
これらの内容にも、国風化が見られるようになります。
ではまず１つ目のポイント、建築から見ていきます。

建築で特徴的なのは、 日本風の趣味豊かな貴族の住宅 です。
これを 寝殿造 (しんでんづくり)といいます。
代表的な建築は、 藤原頼通 (ふじわらのよりみち)が宇治に建立した 平等院鳳凰堂 (びょうどういんほうおうどう)です。
10円玉に描かれている絵としても有名ですね。
平等院鳳凰堂は、前回学んだ浄土教に基づいて作られた「阿弥陀堂」(あみだどう)というお堂です。

他にも 寝殿造 の建物として、 藤原道長 (ふじわらのみちなが)が建立した 法成寺 (ほうじょうじ)や、細かいですが日野にある法界寺阿弥陀堂(ほうかいじあみだどう)などがあります。