高校化学

高校化学
5分でわかる!硝酸の種類と性質

37

5分でわかる!硝酸の種類と性質

37
トライのオンライン個別指導塾トライのオンライン個別指導塾

この動画の要点まとめ

ポイント

硝酸の種類と性質

高校化学 無機物質14 ポイント2 答えあり

これでわかる!
ポイントの解説授業
lecturer_avatar

今回のテーマは、「硝酸の種類と性質」です。

lecturer_avatar

様々な酸の中で、硫酸には、希硫酸濃硫酸熱濃硫酸などの種類がありました。
それぞれの性質に違いがあり、注意が必要でしたね。

lecturer_avatar

実は、先ほど学習した硝酸にも、種類があります。
希硝酸濃硝酸に分けて整理していきましょう。

希硝酸の性質は、強酸性、一酸化窒素を発生

高校化学 無機物質14 ポイント2 答えあり

lecturer_avatar

まずは、希硝酸です。

lecturer_avatar

希硝酸は、強酸性を示し、強い酸化力をもちます。
その酸化力により、Hよりもイオン化傾向が小さい銀Ag,銅Cuを溶かすことができます。
このとき、一酸化窒素NOが生じます。

lecturer_avatar

薄い硝酸と、無色の気体であるNOを結びつけると覚えやすくなります。

濃硝酸の性質は、強酸性、二酸化窒素を発生、不動態を形成

高校化学 無機物質14 ポイント2 答えあり

lecturer_avatar

続いて、濃硝酸です。

lecturer_avatar

濃硫酸は、希硝酸と同様に、強酸性と強い酸化力をもちます。
希硝酸と違う点は、銀Ag,銅Cuなどを溶かして、二酸化窒素NO2 が生じることです。
濃い硝酸と、赤褐色の気体である二酸化窒素NO2を結びつけて覚えておきましょう。

lecturer_avatar

なお、濃硝酸は強酸で強い酸化力をもちますが、アルミニウムAl,鉄Fe,ニッケルNiのように溶かすことができない金属もあります。
これは、物質の表面に酸化皮膜が生じて、不動態と呼ばれる状態になってしまうからです。

高校化学 無機物質14 ポイント2 答えあり

lecturer_avatar

希硝酸と濃硝酸の違いについて、整理しておきましょう。

この授業の先生

五十嵐 健悟 先生

「目に見えない原子や分子をいかにリアルに想像してもらうか」にこだわり、身近な事例の写真や例え話を用いて授業を展開。テストによく出るポイントと覚え方のコツを丁寧におさえていく。

トライのオンライン個別指導塾
硝酸の種類と性質
37
友達にシェアしよう!
トライのオンライン個別指導塾