高校化学基礎
5分で解ける!酸化数の求め方に関する問題

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解説
これでわかる!
練習の解説授業

酸化数を求める問題ですね。
5つのルールを思い出しながら、解いていきましょう。
単体中の原子の酸化数は0

①O3
O3は、Oだけでできているので単体です。
単体中の原子は 0 でしたよね。
したがって、答えは、 0 です。
化合物中のHの酸化数は+1、Oの酸化数は-2、電荷をもたない化合物全体での酸化数の総和は0

②HNO3
HNO3は、電荷をもたない化合物ですね。
これに関連するルールを覚えていますか?
電荷をもたない化合物全体での酸化数の総和は、 0 でしたね。

また、化合物中の Hは+1 で、 Oは-2 でしたね。

Nの酸化数をx として、式を立ててみましょう。
(+1)+x+(-2)×3=0
x=+5
よって、答えは、 +5 となります。

ちなみに、酸化数を答える問題では、「-」だけでなく 「+」の符号も書かなければいけません。
よく注意しましょう。
多原子イオン全体での酸化数の総和は、イオンの電荷と同じ

③MnO4-
MnO4-は、多原子イオンですね。
多原子イオン全体での酸化数の総和はイオンの電荷と同じでした。
つまり、MnO4-全体の酸化数の総和は -1 です。

また、イオンの中のOの酸化数は -2 でしたね。

Mnの酸化数を y として、式を立ててみましょう。
y+(-2)×4=-1
y=+7
よって、答えは、 +7 となります。


練習問題を解いていきましょう。