5分でわかる!酸化剤の半反応式1
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この動画の要点まとめ
ポイント
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酸化剤・還元剤について学習してきましたね。
次は、少し複雑な酸化剤・還元剤について、半反応式のつくり方を学習していきましょう。
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今回は、 過マンガン酸カリウムKMnO4 の半反応式を作っていきます。
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ちなみに、今回は水溶液を酸性にした場合のことを考えていますが、みなさんはあまり意識しなくても構いません。
それでは、半反応式の立て方を見ていきましょう。
① 左辺に反応物を、右辺に生成物を書く
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まず、 反応物・生成物を覚えておく 必要があります。
これを覚えていなければ、半反応式を立てることはできません。
今回の場合、反応物は MnO4- 、生成物は Mn2+ というものです。
K+については、反応の前後で変化しません。
ですから、今回は省略しておきます。
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MnO4-→Mn2+
② 酸化数の変化に合わせて、e-を加える
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まずは、各物質の酸化数を求めましょう。
イオンの酸化数の求め方を覚えていますか?
イオンの全体の酸化数の総和は、イオンの電荷と等しいのでしたね。
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Mnの酸化数を、両辺で比べてみましょう。
まず、MnO4-のMnの酸化数は +7 です。
一方、Mn2+のMnの酸化数は +2 です。
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どうしてこのような変化が起きたのでしょうか?
ヒントは 電子 です。
+7のものが+2になるためには、いくつ電子を受け取ればよいでしょうか?
5つの電子 を受け取ればよいですね。
先ほどの左辺に、5e-を足しましょう。
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MnO4-+ 5e- →Mn2+
③ 左右の電荷が等しくなるようにH+を加える
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少しずつ式ができてきましたが、まだおかしいところがありますね。
両辺の電荷 に注目してみましょう。
左辺は -6 、右辺は +2 ですね。
電荷をあわせるため、左辺に 8つのH+ が必要ですね。
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MnO4-+5e-+ 8H+ →Mn2+
④ H2Oを加えて、原子の数を調整する
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最後に、 原子の数 を調整します。
HとO に注目しましょう。
左辺には、Hが8つ、Oが4つ多くなっていますね。
つまり、右辺に 4H2O を加えればよいのです。
MnO4-+5e-+8H+→Mn2++ 4H2O
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これで半反応式が完成しました。
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MnO4-+5e-+8H+→Mn2++4H2O
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半反応式の立て方を押さえておきましょう。
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今回のテーマは、「酸化剤の半反応式」です。