高校化学基礎

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5分でわかる!酸化還元反応式のつくり方

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この動画の要点まとめ

ポイント

酸化還元反応式の作り方

高校 理科 化学基礎 物質の変化40 ポイント2(酸化還元反応式の作り方) 答えあり

これでわかる!
ポイントの解説授業
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今回のテーマは、「酸化還元反応式の作り方」です。

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みなさんは、前回、半反応式の作り方について学習してきましたね。

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 O2+4e-→2O2-
これは 酸化剤 の半反応式です。

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 Cu→Cu2++2e-
こちらは 還元剤 の半反応式です。

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この2つの半反応式をうまく組み合わせると、次のような式ができます。
 2Cu+O2→2CuO
このように酸化と還元が同時に起こる式のことを、 「酸化還元反応式」 といいます。

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それでは、実際に酸化還元反応式を立ててみましょう。
今回は、還元剤のH2O2と酸化剤のKMnO4を使います。

① 酸化剤・還元剤の半反応式をつくる

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まずは、半反応式を立てるのがスタートです。
立て方は、前回の授業で学びましたね。

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H2O2の半反応式は次の通りです。
  H2O2→O2+2H++2e-

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KMnO4の半反応式は次の通りです。
ただし、今回もKは反応に関わらないので、省略しています。
また、KMnO4は、硫酸で酸性にしておく必要があるので、H2SO4H+ を加えておきます。
  MnO4-+5e-+8H+→Mn2++4H2O

② 両辺を足し合わせて、e-を消去する

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続いて、 電子 に注目しましょう。
H2O2の半反応式には、右辺に2つのe-があります。
MnO4-の半反応式には、左辺に5つのe-があります。
左辺同士、右辺同士を足し合わせてe-を消去したいのですが、e-の数が合いませんね。
そこで、H2O2の半反応式を 5倍 、MnO4-の半反応式を 2倍 して足し合わせます。

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  2MnO4-+5H2O2+6H+→2Mn2++5O2+8H2O

③ 省略されているイオンを補う

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最後に省略されているイオンを補って完成です。
MnO4-の半反応式を立てるときに、 K+SO42- を省略しましたね。
これらを両辺に加えましょう。

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  2KMnO4+5H2O2+3H2SO4→2MnSO4+5O2+8H2O+K2SO4

高校 理科 化学基礎 物質の変化40 ポイント2(酸化還元反応式の作り方) 答えあり

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このようにして、 酸化還元反応式 をつくることができました。
式の立て方を覚えておきましょう。

この授業の先生

五十嵐 健悟 先生

「目に見えない原子や分子をいかにリアルに想像してもらうか」にこだわり、身近な事例の写真や例え話を用いて授業を展開。テストによく出るポイントと覚え方のコツを丁寧におさえていく。

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