ここからは 円の接線 の性質について学習していこう。

中学校の数学でも何度も登場した 接線 。簡単にいうと、 円に接する（1点だけで交わる）直線 のことで、 円の半径と垂直に交わる という性質があったよね。円と接線が接している点を 接点 と呼んだよ。

ある円Oに対して、円外の点Pから2本の接線を引くことを考えよう。このとき、2本の接線について、次のポイントが成り立つんだ。

図の、PAやPBの長さを、 接線の長さ と言うよ。この2本の接線PA、PBについて、 PA＝PB が成り立つんだ。このポイントをおさえて、例題を解いてみよう。