高校化学
5分でわかる!ハロゲン単体の酸化力

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この動画の要点まとめ
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ハロゲンの単体の酸化力
これでわかる!
ポイントの解説授業
ハロゲンの単体の酸化力は、F2>Cl2>Br2>I2

ハロゲンの単体は、他の物質から電子を奪う性質があります。
つまり、酸化力をもつということができますね。

この酸化力の強さを不等号で表すと、次のようになります。
F2 > Cl2 > Br2 > I2
酸化還元反応から、酸化力の強弱がわかる

さて、このような酸化力の強弱は、どのようにして調べることができるのでしょうか?
実際の酸化還元反応を見ていきましょう。

まずは、塩素と臭素の関係です。
この2つが登場する反応として、次のようなものがあります。
2KBr+Cl2→2KCl+Br2

臭素の酸化数は、-1→0と変化し、塩素の酸化数は、0→-1と変化しています。
塩素は臭素より酸化力が強いので、酸化剤としてはたらいているわけですね。
酸化力の強弱を不等号で表すと、次のようになります。
Cl2 > Br2

また、他にも、臭素とヨウ素の関係は次のようになります。
2KI+Br2→2KBr+I2
ヨウ素の酸化数は、-1→0と変化し、臭素の酸化数は、0→-1と変化していますね。
このことから、酸化力の強弱がわかりますね。
Br2 > I2

このような反応から、ハロゲンの単体の酸化力がわかるのです。
F2 > Cl2 > Br2 > I2

ハロゲンについては、酸化力の強弱を整理しておきましょう。

今回のテーマは、「ハロゲンの単体の酸化力」です。