5分でわかる!沸点上昇とは
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この動画の要点まとめ
ポイント
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聞きなれない言葉なので、イメージから紹介していきます。
パスタ を茹でる場面を思い浮かべてみましょう。
お湯に塩を入れる ことが多いですよね。
あの塩は味付けのためだけに入れているのではありません。
実は、塩を入れることで、お湯が100℃よりも高温になるのです。
これは、 沸点が100℃以上に上昇した ことを意味しています。
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どうして塩を入れただけで沸点が変わってしまうのか、その謎を解明していきましょう。
純溶媒と溶液では、蒸気圧曲線がずれる
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次のグラフを見てください。
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グラフの横軸は温度、縦軸は蒸気圧です。
これは、 蒸気圧曲線 を表しているわけですね。
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まずは、純溶媒のグラフをみてみましょう。
純溶媒の蒸気圧は、温度が上がるほど高くなっていきます。
t ℃において、蒸気圧は1.013×105Paとなります。
つまり、1.013×105Paのもとでは、t ℃で沸騰が始まるということです。
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それに対して、溶液の場合はどうでしょうか?
グラフの形は、純溶媒と似ています。
しかし、 溶液のグラフは、大きく右にずれています ね。
このずれについて、詳しく分析していきましょう。
溶液の蒸気圧は、純溶媒の蒸気圧より低くなる(蒸気圧降下)
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今、 t ℃ に注目しましょう。
溶液の蒸気圧は、純溶媒の蒸気圧よりも低くなっている ことがわかりますね。
この現象は、先ほどの 蒸気圧降下 です。
溶液の沸点は、純溶媒の沸点よりも高い(沸点上昇)
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次に、 1.013×105Pa に注目しましょう。
純溶媒の沸点は、t ℃です。
しかし、溶液の沸点は、t+⊿tb℃です。
つまり、 溶液の沸点は、純溶媒の沸点よりも高い ということになります。
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この現象を、 沸点上昇 といいます。
そして、溶液と純溶媒の沸点の差( ⊿tb )を、 沸点上昇度 といいます。
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このように、水に何かを混ぜると、沸点が高くなります。
ですから、水に食塩を加えることによって、100℃以上の温度にすることができたわけです。
きちんとグラフのイメージで整理しておきましょう。
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今回のテーマは、「沸点上昇」です。