高校英語文法

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5分でわかる!カンマのついた関係副詞

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この動画の要点まとめ

ポイント

カンマのついた関係副詞

高校英語文法 関係詞21・22のポイント アイコンあり

これでわかる!
ポイントの解説授業

場所や時に情報をつけたすには?

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今回のテーマは 「カンマのついた関係副詞」 についてです。
次の例題を通して考えていこう。

高校英語文法 関係詞21・22の例題(1)(2) アイコンあり

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(1)は、He moved to New York「彼はニューヨークに引っ越し」に、「そこでダンスを習った」という情報がつけたされているんだね。

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(2)は、I went to Nancy's house at seven「私は7時にナンシーの家に行った」に、「が、彼女はまだ寝ていた」という情報をつけたしたいよ。

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どちらも、情報をつけたしているから「,which」を使うのかな、と思った人もいるかもしれないね。

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でも実は、ここでは 「カンマ+関係副詞」 を使うのが正解なんだ。今回のポイントで確認していこう。

高校英語文法 関係詞21・22のポイント アイコンなし

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場所 , where ~「そして・ちなみにその場所で~」
時 ,when ~「そして・ちなみにその時に~」

のように、カンマ+where、カンマ+whenで、
「場所」や「時」に情報をつけたす ことができるんだ。

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ただ、ここで1つ注意があるよ。
「場所」や「時」を表す単語の後ろでも、「,where」や「,when」が使えず、「,which」を使うこともある んだ。

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関係副詞のwhereやwhenについて学んだとき、場所・時を表す単語の後ろでも、whereやwhenが使えず、whichを使う場合があることを学んだよね。

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whereやwhenを使えるかどうか見分けるために、まずはもとの2つの文をwhichを使ってつなげることを考えるんだったね。

「関係副詞whereやwhen」が使える場合

「場所・時を表す名詞」+「前置詞+which」⇒

「場所・時を表す名詞」+「where・when」に置き換えられる

「場所・時を表す名詞」+「which」⇒

「場所・時を表す名詞」+「where・when」に置き換えられない

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「カンマのついた関係副詞」も、カンマのついていない「関係副詞」とルールは同じ。

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まず「,which」を使って表せないかどうか確認 しよう。
「,which」で表せる場合は、「,where」「,when」に置き換えることができないから注意だよ。

カンマの後ろにwhyやhowはおけない!

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ちなみに、関係副詞には、
whereとwhenの他に、whyやhowもあったよね。

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ここで、もう1つ注意があるよ。
whyとhowは、「,why」「,how」のような形で使うことはできないんだ

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前回の授業で、「,what」と「,that」という使い方は無い、ということを学んだけれど、「,why」と「,how」という関係詞の使い方も無いんだね。

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カンマがつく関係詞として 「,who」「,which」「,where」「,when」 の4つをしっかりと押さえよう。

「カンマ+関係詞」

OK ⇒「,who」「,which」「,where」「,when」

NG ⇒「,what」「,that」「,why」「,how」

先に「,which」を使えないか確かめよう!

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それじゃあ、問題に戻ってみよう。

高校英語文法 関係詞21・22の例題(1) アイコンなし

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(1)では、カンマより前の部分、He moved to New York「彼はニューヨークに引っ越し」に、「そこで彼はダンスを習った」という情報をつけたそう。

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カンマと下線の前には、New York「ニューヨーク」という「場所」がきているね。「場所だからwhereだ」と考えてしまわず、まずはwhichを使えないかどうか確認しよう

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whichは「~が」「~を」の代わり、whereは「~で」の代わりを表せるんだったね。

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下線以降でつけたしたい「 そこで(ニューヨークで) ダンスを習った」という部分は、he took dancing lessons in New Yorkと表せるよ。もとの英文と比べると、下線にはin New York「 そこで(ニューヨークで) 」の代わりになるものを補いたいとわかるね。

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「~で」の代わりだから、「~が」「~を」を表すwhichは使えないよ。

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「which」が使えなくて、かつ、「場所」を表す語の後ろで情報をつけたしたいから、下線には「where」を補おう。

(1)の答え
高校英語文法 関係詞21・22の例題(1) 答え入り アイコンなし
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次に(2)を見ていこう。

高校英語文法 関係詞21・22の例題(2) アイコンなし

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(2)では、I went to Nancy's house at seven「私は7時にナンシーの家に行った」に、
「が、彼女はまだ寝ていた」という情報をつけたしているんだね。

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下線の前には、at sevenという「時」がきているね。
「時」を表す語だけど、whenを入れる前に、whichが入るかどうか考えてみよう。

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つけたしたい「 その時に(7時に) 彼女はまだ寝ていた」の部分のもとの形は、she was still sleeping at sevenだね。ここでは、at seven「 その時に(7時に) 」の代わりになるものを下線に補いたいよ。

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whichは「~が」「~を」のかわりだから、「~に」の代わりには使えないね。

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whichが使えず、「時」を表す語にかかって情報をつけたしたいから、下線にはwhenを補おう。

(2)の答え
高校英語文法 関係詞21・22の例題(2) 答え入り アイコンなし
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「カンマ+関係副詞」で、
場所 , where ~「そして・ちなみにその場所で~」
時 ,when ~「そして・ちなみにその時に~」

のように情報をつけたすことができるんだ。

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ただ、whereやwhenをいきなり使ってしまわずに、まずはwhichを使えないかどうか確かめるように注意しよう。

この授業の先生

木村 智光 先生

テンポの良い解説で、難しい用語を使わずに、高校英語の要諦をわかりやすく指導します。 定期テストに出やすい英文法の問題パターンを研究し、授業ではそのポイントが随所にちりばめられています。

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