5分でわかる!カンマのついた関係副詞

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この動画の要点まとめ
ポイント
場所や時に情報をつけたすには?

(1)は、He moved to New York「彼はニューヨークに引っ越し」に、「そこでダンスを習った」という情報がつけたされているんだね。

(2)は、I went to Nancy's house at seven「私は7時にナンシーの家に行った」に、「が、彼女はまだ寝ていた」という情報をつけたしたいよ。

どちらも、情報をつけたしているから「,which」を使うのかな、と思った人もいるかもしれないね。

でも実は、ここでは 「カンマ+関係副詞」 を使うのが正解なんだ。今回のポイントで確認していこう。

場所 , where ~「そして・ちなみにその場所で~」
時 ,when ~「そして・ちなみにその時に~」
のように、カンマ+where、カンマ+whenで、
「場所」や「時」に情報をつけたす ことができるんだ。

ただ、ここで1つ注意があるよ。
「場所」や「時」を表す単語の後ろでも、「,where」や「,when」が使えず、「,which」を使うこともある んだ。

関係副詞のwhereやwhenについて学んだとき、場所・時を表す単語の後ろでも、whereやwhenが使えず、whichを使う場合があることを学んだよね。

whereやwhenを使えるかどうか見分けるために、まずはもとの2つの文をwhichを使ってつなげることを考えるんだったね。
「場所・時を表す名詞」+「前置詞+which」⇒
「場所・時を表す名詞」+「where・when」に置き換えられる
「場所・時を表す名詞」+「which」⇒
「場所・時を表す名詞」+「where・when」に置き換えられない

「カンマのついた関係副詞」も、カンマのついていない「関係副詞」とルールは同じ。

まず「,which」を使って表せないかどうか確認 しよう。
「,which」で表せる場合は、「,where」「,when」に置き換えることができないから注意だよ。
カンマの後ろにwhyやhowはおけない!

ちなみに、関係副詞には、
whereとwhenの他に、whyやhowもあったよね。

ここで、もう1つ注意があるよ。
whyとhowは、「,why」「,how」のような形で使うことはできないんだ 。

前回の授業で、「,what」と「,that」という使い方は無い、ということを学んだけれど、「,why」と「,how」という関係詞の使い方も無いんだね。

カンマがつく関係詞として 「,who」「,which」「,where」「,when」 の4つをしっかりと押さえよう。
OK ⇒「,who」「,which」「,where」「,when」
NG ⇒「,what」「,that」「,why」「,how」
先に「,which」を使えないか確かめよう!

それじゃあ、問題に戻ってみよう。

(1)では、カンマより前の部分、He moved to New York「彼はニューヨークに引っ越し」に、「そこで彼はダンスを習った」という情報をつけたそう。

カンマと下線の前には、New York「ニューヨーク」という「場所」がきているね。「場所だからwhereだ」と考えてしまわず、まずはwhichを使えないかどうか確認しよう。

whichは「~が」「~を」の代わり、whereは「~で」の代わりを表せるんだったね。

下線以降でつけたしたい「 そこで(ニューヨークで) ダンスを習った」という部分は、he took dancing lessons in New Yorkと表せるよ。もとの英文と比べると、下線にはin New York「 そこで(ニューヨークで) 」の代わりになるものを補いたいとわかるね。

「~で」の代わりだから、「~が」「~を」を表すwhichは使えないよ。

「which」が使えなくて、かつ、「場所」を表す語の後ろで情報をつけたしたいから、下線には「where」を補おう。


次に(2)を見ていこう。

(2)では、I went to Nancy's house at seven「私は7時にナンシーの家に行った」に、
「が、彼女はまだ寝ていた」という情報をつけたしているんだね。

下線の前には、at sevenという「時」がきているね。
「時」を表す語だけど、whenを入れる前に、whichが入るかどうか考えてみよう。

つけたしたい「 その時に(7時に) 彼女はまだ寝ていた」の部分のもとの形は、she was still sleeping at sevenだね。ここでは、at seven「 その時に(7時に) 」の代わりになるものを下線に補いたいよ。

whichは「~が」「~を」のかわりだから、「~に」の代わりには使えないね。

whichが使えず、「時」を表す語にかかって情報をつけたしたいから、下線にはwhenを補おう。


「カンマ+関係副詞」で、
場所 , where ~「そして・ちなみにその場所で~」
時 ,when ~「そして・ちなみにその時に~」
のように情報をつけたすことができるんだ。

ただ、whereやwhenをいきなり使ってしまわずに、まずはwhichを使えないかどうか確かめるように注意しよう。

今回のテーマは 「カンマのついた関係副詞」 についてです。
次の例題を通して考えていこう。