今回のテーマは「虚数単位iと複素数」についてです。
「虚数単位i」は、みなさんはじめて耳にする用語ですよね。
定義から確認しましょう。

虚数単位i は i²=-1 を満たす数と約束されています。
これまで習ってきた 実数 というのは、すべて ２乗すると０以上になる 数でしたね。
ところが、今回から新しく出てきた 虚数単位i は i²=-1 。
２乗するとマイナスになる数 なんです。

さらに、この虚数単位iを用いて次のように表される式のことを 複素数 といいます。

上の複素数の式においてb=0のときは、 実数 といいますね。その逆にb≠0のとき、つまり虚数単位iが残っているときは、 虚数 といいます。 複素数とは実数と虚数を組み合わせたもの となりますね。

「虚数単位i」「複素数」「虚数」ーーそれぞれの用語をしっかりおさえて、次の例題を解いてみましょう。