5分でわかる!小胞体とゴルジ体
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この動画の要点まとめ
ポイント
タンパク質は外に出て働くこともある
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みなさんは、「焼肉」を食べたことありますよね。私は牛肉より豚肉のほうが好みなんですが、「牛肉の味」と「豚肉の味」はなぜ違うのでしょうか。
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肉の形や柔らかさといった性質の違いは、実は、核に含まれる遺伝子の違いからきています。核の中の遺伝子には、細胞でどのようなタンパク質を作るかという情報が含まれています。ウシとブタで肉の性質が違うのは、細胞ごとに作っているタンパク質が違うからなのです。
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つまり、 細胞はそれぞれ特徴的なタンパク質を作っている のですね。細胞でつくられるタンパク質は 細胞の中で働く ものもあれば、 細胞の外に出て行って働く ものもあります。
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例えばヒトの胃の細胞は、細胞内で消化酵素というタンパク質を作り、消化酵素を外に分泌することで消化を行っています。これは細胞で作ったタンパク質を外に放出して働かせていますね。
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今回学ぶ 小胞体・ゴルジ体はタンパク質を外に放出する時に働く ものです。
「小胞体」と「ゴルジ体」の位置
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では、小胞体・ゴルジ体の具体的な役割を見ていきましょう。左は細胞の図、右は今回扱う小胞体とゴルジ体の部分を拡大した図です。
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拡大図において左上にあるのは核ですね。核から外側にいくにつれ、「小胞体」「ゴルジ体」「ゴルジ小胞」となっていることを図で確認しましょう。
「核」➔「リボソーム」でタンパク質を合成
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小胞体・ゴルジ体はタンパク質を外に放出する時に働くものでした。タンパク質を外に分泌するためには、まず分泌するタンパク質を作らなくてはいけません。
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スタートは、図において左上にある核です。核からタンパク質の情報が出てくると、核の右下にある構造物( 小胞体 )の表面にある リボソーム というところに情報が伝わります。このリボソームが、 タンパク質の合成 の場となります。
「小胞体」➔「ゴルジ体」➔「ゴルジ小胞」と輸送
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リボソームで作られたタンパク質は小胞体を通って、小胞体のさらに右下にある構造物に輸送されます。この構造物を ゴルジ体 と言います。
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ゴルジ体の中でもタンパク質は輸送され、末端から切り離されるような形で小さなカプセルのようなものができます。これを ゴルジ小胞 と言います。
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最後に、タンパク質を外に分泌する時は、 ゴルジ小胞と細胞膜が融合することでゴルジ小胞の中にあるタンパク質が細胞外に分泌される のです。
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核からスタートし、細胞膜の外へとタンパク質が分泌される流れにおいて、小胞体とゴルジ体が輸送の役割を担っているということをおさえてください。
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今回は、真核細胞のつくりのうち、 「小胞体」 と 「ゴルジ体」 について学びます・・・が、その前にみなさんは、 細胞でつくられるタンパク質とはどんなものか 、知っていますか? まずは「細胞でつくられるタンパク質」をイメージできるようになりましょう。