高校生物基礎
5分でわかる!葉緑体の構造
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この動画の要点まとめ
ポイント
葉緑体の構造
これでわかる!
ポイントの解説授業
植物細胞にのみある「光合成」の場
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図はある植物の細胞を示したものです。
![高校 生物基礎 細胞11 ポイント1の上半分のみ 赤入り](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio_bas/1_1_11_1/k_sci_bio_bas_1_1_11_1_image02.png)
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植物細胞は私たちの体の細胞と同じ真核細胞です。なので植物細胞には核がありますし、前回学習したミトコンドリアもあります。
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ところで、動物と植物の大きな違いといえば何でしょうか。細かな違いはいろいろありますが、大きな違いの一つは 植物は光合成をする ということですよね。光エネルギーを使い、水と二酸化炭素を利用して、生きるのに必要な有機物を合成するのが光合成でした。
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光合成は植物細胞の葉緑体で行われています。 光合成を行うのは植物だけ なので 葉緑体は植物の細胞にのみ あります。
二重膜の構造になっている
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葉緑体の構造を詳しくみていきましょう。図は葉緑体を拡大した断面図です。
![高校 生物基礎 細胞11 ポイント1 囲み内のみ 赤入り](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio_bas/1_1_11_1/k_sci_bio_bas_1_1_11_1_image03.png)
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葉緑体の表面に注目すると葉緑体の表面の膜は 二重膜 でできていることがわかります。ミトコンドリアと同じですね。
扁平構造のチラコイドがある
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内側に視点を移すと、平ぺったい扁平状の構造が重なっているのがわかりますか。
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断面を観察すると複数の偏平の構造が積み重なっていて、長いものと小さなものがあることが見てとれます。
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この扁平の構造を チラコイド と言います。葉緑体はその名前の通り緑色なのですが、この色はチラコイドに入っている 光合成色素 によるものです。光合成色素が光を吸収することで、葉緑体は光合成を行うことができます。
密に重なった「グラナ」 内部空間の「ストロマ」
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さらに内部の図を見てください。
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チラコイドが密に重なっている部分があることがわかります。この部分を グラナ と言います。
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また、グラナやチラコイドに囲まれた葉緑体内部の空間のことを ストロマ と言います。
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それぞれの構造が光合成でどのような働きをするかについては今回は触れません。
葉緑体には二重膜・チラコイド・グラナ・ストロマと呼ばれる構造があることをしっかりおさえてください。
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今回は細胞小器官のひとつである 葉緑体 の構造と特徴について見ていきましょう。