高校生物基礎

高校生物基礎
5分でわかる!細胞壁の構造

68

5分でわかる!細胞壁の構造

68

子どもの勉強から大人の学び直しまで
ハイクオリティーな授業が見放題

カンタン登録1分

この動画の要点まとめ

ポイント

細胞壁の構造

高校 生物基礎 細胞13  ポイント1

これでわかる!
ポイントの解説授業
lecturer_avatar

これまでは細胞の中のつくりについて学んできましたね。今回は細胞の外側に注目します。

「細胞壁」は植物細胞にだけ存在

lecturer_avatar

図は植物の細胞を示したものです。

高校 生物基礎 細胞13  ポイント1 左の図と上のテキストのみ
lecturer_avatar

植物細胞の図を見ると、細胞と細胞の間に細胞を守る壁のようなものがあることがわかります。これを 細胞壁 と言います。

lecturer_avatar

以前に学習した細胞膜とは異なるものなので混同しないようにしてくださいね。 細胞壁は、細胞膜の外側に存在 しています。

lecturer_avatar

この細胞壁は 植物細胞にのみ存在 し、動物細胞には見られません。

繊維状の「セルロース」で作られている

lecturer_avatar

では、細胞壁の役割やその成分についても見ていきましょう。図は、細胞膜・細胞壁を拡大したものです。

高校 生物基礎 細胞13 ポイント1 囲み以外の部分
lecturer_avatar

細胞壁を拡大して見ると、 繊維状 の物質でできていることがわかります。細胞壁を作る繊維状の物質は セルロース と言います。セルロースが複雑に絡み、細胞の周りを覆うことで細胞壁は作られています。

lecturer_avatar

セルロースは糖の一種です。ヒトはセルロースを消化することができませんが、ウシなどの草食動物は消化して栄養にすることができます。

lecturer_avatar

ヒトが野菜を食べても太らないのに対して、ウシが牧草などを食べて太るのは、セルロースを栄養にできるかどうかが関わっていたのです。

細胞の形を維持する”骨のような役割”

lecturer_avatar

では細胞壁は、いったいどんな役割をしているのでしょうか。
細胞壁は、植物にだけ存在し、動物には存在しないことから想像してみてください。

lecturer_avatar

われわれ動物は、骨があり、骨に細胞がくっつくことで、形を保っていますよね。でも植物には骨がありません。

lecturer_avatar

そうなんです。細胞壁には、 細胞の周りを固めて細胞の形を維持する役割 があります。繊維できているのはこの役割のためです。

lecturer_avatar

細胞壁は一つ一つの細胞の形を維持することで、植物全体として動物での骨に当たる役割を果たしています。

高校 生物基礎 細胞13 ポイント1 すべて赤入り

この授業の先生

星野 賢哉 先生

高校時代に生物が苦手だった経験をいかし、苦手な生徒も興味をもてるように、生命現象を一つ一つ丁寧に紐解きながら、奥深さと面白さを解説する。

細胞壁の構造
68
友達にシェアしよう!
  • 学校で使っている教科書にあわせて勉強できる

      会員登録をクリックまたはタップすると、利用規約・プライバシーポリシーに同意したものとみなします。
      ご利用のメールサービスで @try-it.jp からのメールの受信を許可して下さい。詳しくは
      こちらをご覧ください。

      この授業のポイント・問題を確認しよう

      細胞

          会員登録をクリックまたはタップすると、利用規約・プライバシーポリシーに同意したものとみなします。
          ご利用のメールサービスで @try-it.jp からのメールの受信を許可して下さい。詳しくは
          こちらをご覧ください。

          細胞の構造

              会員登録をクリックまたはタップすると、利用規約・プライバシーポリシーに同意したものとみなします。
              ご利用のメールサービスで @try-it.jp からのメールの受信を許可して下さい。詳しくは
              こちらをご覧ください。

              高校生物基礎