高校生物基礎
5分でわかる!血糖を下げるホルモン
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この動画の要点まとめ
ポイント
血糖値を下げるホルモン
これでわかる!
ポイントの解説授業
すい臓のランゲルハンス島B細胞を刺激
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高血糖の調節では、 インスリン というホルモンが働きます。インスリンが分泌されるまでの様子を模式的に表した次の図をみてください。
![高校 生物基礎 体内環境の維持44 ポイント2 図のみ](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_bio_bas/3_5_44_2/k_sci_bio_bas_3_5_44_2_image02.png)
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高血糖の調節でも、間脳の 視床下部 が体内の高血糖を 認識 することからスタートします。その情報は、 副交感神経 を経て、 すい臓 にある ランゲルハンス島 の B細胞 に流れます。すると、B細胞より、インスリンが分泌され、血流にのってインスリンが全身をめぐることになります。
副交感神経・B細胞に注意
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ここまでのプロセスで重要なのは、 高血糖の調節において、すい臓へ刺激を伝えるのは「交感神経」ではなく「副交感神経」の刺激である というこです。
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みなさん、ごはんをたくさん食べたあとのことをイメージしてください。体内のグルコース量はもちろん増えますよね。この血糖値の上昇をおさえようと副交感神経が優位になります。ごはんをたべたあと、体がリラックスした状態となり、眠くなってしまうのは、副交感神経が優位になっているためなのです。
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また、低血糖の調節では、 すい臓 にある ランゲルハンス島 の A細胞 から グルカゴン が分泌されました。しかし。高血糖の調節では、同じ すい臓 にある ランゲルハンス島 でも B細胞 になるのです。
肝臓のグリコーゲン合成を促進
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分泌されたインスリンは、どのようにして血糖値の上昇をおさえるのでしょうか。インスリンは 全身の細胞に作用し、血液中のグルコースを細胞内に取り込む よう促します。
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体内でも特に多くの血液が流れ込む肝臓では、グルコースをどんどん取り込んで グリコーゲンを合成 するようになります。こうして、インスリンというホルモンの作用により上昇した血糖値を正常な値へと戻していきます。
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血糖値が正常値の100mg /100mL程度より高い場合、ヒトの体はどのような調節を行うのかを詳しく解説していきます。