高校生物基礎

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5分でわかる!血糖を上げるホルモン③④

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この動画の要点まとめ

ポイント

血糖を上げるホルモン③④

高校 生物基礎 体内環境の維持42 ポイント2 答え全部

これでわかる!
ポイントの解説授業
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血糖値が正常値の100mg /100mL程度より低い場合、ヒトの体はどのような調節を行うのかを詳しく解説していきます。

前葉から成長ホルモンが分泌される

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低血糖の調節では5種類のホルモンが働きます。このうち、神経以外の刺激によって分泌される 成長ホルモンチロキシン というホルモンに注目してみていきましょう。成長ホルモンとチロキシンが分泌されるまでの様子を模式的に表した次の図をみてください。

高校 生物基礎 体内環境の維持42 ポイント2 図のみ
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低血糖の調節は、間脳の 視床下部 が体内の低血糖を 認識 することからスタートします。視床下部では、低血糖の情報に基づき 成長ホルモン放出ホルモン が分泌され、視床下部の下にある 下垂体前葉 に作用します。すると、前葉から 成長ホルモン が分泌されるのです。

甲状腺からチロキシンが分泌される

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この作用と同時に、間脳の視床下部は、別の経路でも働きかけを行います。図の下垂体をもう一度みてください。

高校 生物基礎 体内環境の維持42 ポイント2 図のみ
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視床下部から 甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン も下垂体へと分泌されていますね。このホルモンの作用により、前葉からは 甲状腺刺激ホルモン が分泌されます。甲状腺は、のどのあたりにある器官ですね。甲状腺刺激ホルモンの作用により、甲状腺からは チロキシン と呼ばれるホルモンが分泌されるのです。低血糖の調節を担うチロキシンが分泌されるまで、「甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン⇒甲状腺刺激ホルモン⇒チロキシン」と2つのホルモンが経由されているのが特徴ですね。

2つのホルモンが肝臓で作用し、グリコーゲンを分解

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この段階では、まだ体内の低血糖は調節されていません。分泌された 成長ホルモンチロキシン は、血液中に分泌されると血流に乗って 肝臓 へと向かい、グリコーゲンの分解を促進します。これによりグルコースが血中に放出されると、低下した血糖値が上昇し、正常な値へと戻していけるのです。

高校 生物基礎 体内環境の維持42 ポイント2
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低血糖を調節する5種類のホルモンのうち、アドレナリンとグルカゴンは交感神経によって調節されましたが、 成長ホルモンチロキシン はホルモンによって調節される点で決定的に異なりますね。各ホルモンの経路の特徴をしっかりおさえていきましょう。

この授業の先生

星野 賢哉 先生

高校時代に生物が苦手だった経験をいかし、苦手な生徒も興味をもてるように、生命現象を一つ一つ丁寧に紐解きながら、奥深さと面白さを解説する。

血糖を上げるホルモン③④
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