高校化学基礎

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5分でわかる!molとは

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この動画の要点まとめ

ポイント

molとは

高校 理科 化学基礎2-5 ポイント1、2 答えあり

これでわかる!
ポイントの解説授業
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今回のテーマは、「mol」です。

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少し聞きなれない言葉なので、わかりやすい例から確認していきましょう。

鉛筆は「ダース」、原子は「mol」

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鉛筆を箱ごと買う場面をイメージしてください。
多くの場合、その箱は12本入りになっています。
鉛筆を1本1本数えていたのでは大変なので、1箱12本を1セットにしているのです。

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この 「12本で1セット」 とする数え方を、 「ダース」 といいます。
12本なら1ダース、24本なら2ダース、…というように数えるわけですね。

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実は、これと同じような数え方が、化学の世界でも使われています。

高校 理科 化学基礎2-5 ポイント1 答えあり

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化学において、最も基本的な粒子は 原子 です。
しかし、原子はとても小さいものです。
私たちのまわりにある物について考えるときに、原子を一つ一つ数えていたのでは、大変なことになりますよね。

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そこで、原子について考えやすくするため、鉛筆の場合の「ダース」のような単位が作り出されました。
それが 「mol」 です。

「mol」とは、6.02×1023個の粒子の集団

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次の図を見てください。

高校 理科 化学基礎2-5 ポイント2 ☆の枠とその中は不要 答えあり

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図の左側では、大量の原子が並んでいます。
「6.02×1023」個の原子 があると考えてみましょう。
これだけの原子を数えるのは、とても大変です。

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そこで、この原子たちをひとまとめにしたのが、図の右側です。
左側と同じ数の原子が皿にのせられていますね。
これを 「1mol(モル)」 という単位で表します。

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先ほどの鉛筆の例と比較してみると、次のような関係になります。
  鉛筆:12本→1ダース
  原子:6.02×1023個→1mol
ちなみに、「mol」の由来は、英語のmolecule(分子)です。

「物質量」は、molで表した物質の量

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以上のように、6.02×1023個の粒子の集団を 「mol」 といいます。
「1molの○○」や「2molの△△」というように数えるのですね。
このようにして、molで表した物質の量を、 「物質量」 といいます。

高校 理科 化学基礎2-5 ポイント2 答えあり

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molや物質量は、化学では非常に重要な考え方です。
しっかりと理解するようにしましょう。

この授業の先生

五十嵐 健悟 先生

「目に見えない原子や分子をいかにリアルに想像してもらうか」にこだわり、身近な事例の写真や例え話を用いて授業を展開。テストによく出るポイントと覚え方のコツを丁寧におさえていく。

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