「証明」 をやってみよう。
ポイントは次の通り。何から手をつけていいか分からないときは、 「ハンバーガーの３ステップ」 を思いだそう。

証明を書き始める前に、どんなふうに証明ができるのか、頭の中で解いておこう。
問題文の中にあるヒントは図に書き込む 。そして、よく図を見て、 ほかに手がかりがないか探す んだよね。

例題の場合、問題文から、△ＡＥＣと△ＢＥＤについて ＡＥ＝ＢＥ、ＣＥ＝ＤＥ が分かっているね。

でも、２つの辺だけじゃ証明するには足りないね。ほかに手がかりはないかな？
すると、∠ＡＥＣと∠ＢＥＤが 「対頂角」 の関係であることが分かるよ。

これなら、△ＡＥＣと△ＢＥＤは「２組の辺とその間の角がそれぞれ等しいから合同である」と証明ができそうだね。

それでは、証明を書いていこう。
まずは３ステップの１つめ。
今回の証明で、注目する図形は何なのか 書くよ。

３ステップの２つめ。 合同の根拠となる、等しい辺や角 について書こう。
まず、 ＡＥ＝ＢＥ、ＣＥ＝ＤＥ だね。
この２つは 「仮定」 に書かれていたよね。そのこともちゃんと書かないといけないよ。

そしてもう１つ。∠ＡＥＣ＝∠ＢＥＤだね。
これは、 「対頂角は等しい」 から、言えることだよね。
これで、証明するための中身はそろったよ。
それぞれに ①、②、③と番号を振っておこう 。

３ステップの３つめ。使った 合同条件を書いて、結論をみちびこう 。
今回使った合同条件は、 「２組の辺とその間の角がそれぞれ等しい」 だね。
これで、証明は完成だよ。