今回は朝鮮戦争と軍拡競争について学習しました。
内容を確認していきましょう。

戦後の朝鮮半島では、北緯38度線を境に2つの国が成立しました。 李承晩 を大統領とする大韓民国（韓国）と 金日成 を首相とする朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）です。

1950年、北朝鮮が韓国へ侵攻したことで 朝鮮戦争 が始まりました。韓国が劣勢になると、焦ったアメリカは無理やり 国連軍 を出動させます。米軍主体の国連軍が韓国軍を支援し、今度は北朝鮮が劣勢となりました。

これを見た中国は （人民）義勇軍 を投入し、北朝鮮を支援。戦争はこう着状態となりました。その後 朝鮮休戦協定 が結ばれ、北緯 38度線 が暫定的な軍事境界線とされました。

1953年に大統領となった アイゼンハワー は、前任のトルーマンが掲げた「封じ込め政策」に代わって「巻き返し政策」を示しました。

アメリカは、日米安全保障条約、太平洋安全保障条約など、トルーマンからアイゼンハワーの時代にかけて、世界各地に反共軍事同盟を結成していきました。