5分でわかる!みんなが選挙に行けるための改革!
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この動画の要点まとめ
ポイント
産業資本家の台頭/腐敗選挙区の発生
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イギリスでは、18世紀後半から 産業革命 が始まり、その結果 産業資本家 が台頭することになりました。産業資本家とは、工場や機械などの生産手段を有する人たちです。「工場の経営者」だとイメージしてください。そんな産業資本家は、自分たちの意見を政治に反映させようと、次第に選挙権を要求するようになりました。
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また、産業革命が進展したことで農村から都市へと人口が集中するようになりました。地方で職を失った人々が、たくさんの工場が建設されている都市へと集まったのです。こうしてイギリスの都市部と農村部では人口のバランスが大きく変化したのですが、選挙区は昔のまま変わっていませんでした。そこで登場したのが 腐敗選挙区 です。
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有権者の数は激減したのにも関わらず、従来どおりの議席数が割り振られていた選挙区を「腐敗選挙区」といいます。こうした選挙区では、立候補者が少数の候補者を 金銭で買収して当選する という不正が行われていました。そこから「腐敗」選挙区と呼ばれているのです。
第1回選挙法改正
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この状況を打開すべく、1832年に 第1回選挙法改正 が実施されました。この改正により 腐敗選挙区が廃止 され、 産業資本家に選挙権が与えられました。
チャーティスト運動→第2回選挙法改正
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第1回選挙法改正では産業資本家に選挙権が与えられましたが、産業資本家のもとで働く 労働者 には依然選挙権がありませんでした。そこで、労働者たちは チャーティスト運動 を展開しました。この運動は、 史上初の労働者による組織的な政治運動 として知られます。
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労働者は、チャーティスト運動の政治綱領として 人民憲章(ピープルズ=チャーター) を掲げました。21歳以上の男性の普通選挙など、6カ条の要求を掲げてチャーティスト運動を展開したのです。
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この運動の結果、1867年に 第2回選挙法改正 が実施され、都市労働者にも選挙権が付与されることになりました。
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以上のように、イギリスでは2回の選挙法改正を経て、選挙権が一気に拡大することになりました。この流れをしっかり覚えておきましょう。
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ポイントの2つ目は、「選挙法の改正」です。
19世紀前半のイギリスでは、経済や宗教などの分野で 自由主義的改革 が進みました。この自由主義的改革の一環として、ポイント1では 宗教的自由の進展 について勉強しました。
ポイント2では 選挙法の改正 を通じて、イギリス国民が 選挙権を獲得していく様子 を学習します。