高校世界史B
5分で解ける!永楽帝の時代と、明への外圧に関する問題
![高校世界史B](http://assets.try-it.jp/assets/modules/utilities/subject_symbol_border_k0_social_world_history_b-e7d5b0931ab9e3dc12ecbc3dec192b232a2da46d0b0c518b8473df6454bb661a.png)
- ポイント
- ポイント
- 練習
![](http://assets.try-it.jp/assets/modules/components/movie_size-f89110ba4a351d85c483bb12f73c7cf89e2ba13a9174f58b4a38599d28678843.png)
この動画の問題と解説
練習
一緒に解いてみよう
下のカッコ内に入る語句を答えよう
解説
これでわかる!
練習の解説授業
明の全盛期!
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/shinzato.png)
まず、明の全盛期について確認していきましょう。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/shinzato.png)
明は、第3代 永楽帝 の時代に全盛期を迎えました。永楽帝は1421年に 北京 に遷都し、宮殿として 紫禁城 を造営します。さらに、 内閣大学士の設置や宦官の重用 を進めました。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/shinzato.png)
永楽帝は15世紀前半に ベトナム を一時支配したり、自ら軍を率いて モンゴル遠征 を合計5回行うなど、積極的な対外遠征も行いました。イスラーム教徒の宦官であった 鄭和 (ていわ)は、永楽帝の命を受け、東南アジア・インド・西アジアを経由してアフリカまで至る 南海諸国遠征 を行いました。
北から、南から…明を襲う外部勢力!
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/shinzato.png)
続いて、明への外圧について確認しましょう。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/shinzato.png)
永楽帝の死後、明は国土の南北からの外圧に苦しめられるようになりました。これを 北虜南倭 と呼びます。北から侵入してきたのは オイラト や タタール という民族でした。西北モンゴリアを根拠地とする オイラト は、1449年の 土木の変 で 明の正統帝を捕縛しました。 東モンゴリアからやってきた タタール は、 アルタン=ハン という首長の下で北京を包囲するなど、明を苦しめました。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/shinzato.png)
こうした北方民族の侵入に際し、明は 万里の長城 を修築することで対抗しましたが、長城の修築費用は明の財政に大きな負担としてのしかかりました。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/shinzato.png)
一方、南から明を苦しめたのは 倭寇 でした。倭寇は、14世紀の 前期倭寇 と、16世紀の 後期倭寇 とに分かれます。倭寇のメンバーは、前期は 日本人 が中心で、後期は 中国人 が中心でした。
答え
![高校世界史 明・清の時代2 練習](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/soc_w_his_b/15_0_2_3/k_soc_w_his_b_15_0_2_3_image02.png)
![](http://assets.try-it.jp/assets/modules/utilities/logo_black-a711ae7f4c2af1410b916e7066a5e8950d6f2f3a2150e093b6dc878ad8f31d3f.png)
高校世界史Bの問題
- 先史時代
- 古代オリエント
- ギリシア世界
- ローマ世界
- インドの古典文明
- 東南アジア前近代史
- 中国の古典文明
- 中国の分裂・混乱期(魏晋南北朝)
- 東アジア文明圏の形成(隋・唐)
- イスラーム世界
- 中世ヨーロッパ世界の成立
- 中世ヨーロッパ世界の展開
- 中世ヨーロッパ世界の各国史
- 東アジア世界の展開
- 中国周辺地域史
- イスラーム世界の繁栄
- ルネサンスと大航海時代
- 宗教改革
- 主権国家体制と西欧絶対王政
- 東欧絶対王政
- イギリスの市民革命
- アメリカ世界の成立
- フランス革命とナポレオン
- ウィーン体制の成立と崩壊
- 19世紀の欧米諸国(1) 英・仏・伊・独
- 19世紀の欧米諸国(2) 露・米
- 19世紀の欧米諸国(3) 19世紀の欧米文化
- 中国と朝鮮の植民地化
- アジア諸地域の植民地化
- 帝国主義の時代
- 世界分割と列強の対立
- 帝国主義と東アジア
- 帝国主義とアジアの民族運動
- 第一次世界大戦とロシア革命
- ヴェルサイユ体制とワシントン体制
- 第一次世界大戦後の欧米諸国
- 戦間期のアジア諸地域
- 世界恐慌とファシズム諸国の侵略
- 第二次世界大戦と戦後秩序の形成
- 米ソ冷戦の時代
- 冷戦の激化と西欧・日本の経済復興
- 第三勢力の台頭と米ソの歩み寄り
- 自立を強める東アジア
- アジア諸地域の紛争
- 経済危機と冷戦の終結
- 現代文明と各地の紛争
今回は永楽帝の時代と明への外圧についての学習でした。
内容をおさらいしていきましょう。