5分で解ける!化学反応式に関する問題
![高校化学基礎](http://assets.try-it.jp/assets/modules/utilities/subject_symbol_border_k0_science_chemistry_basis-0347bbd34a0fa4e7f3a09cdec680816eeb006a9f8fcccd89d3b964434c30bac1.png)
- ポイント
- ポイント
- 練習
![](http://assets.try-it.jp/assets/modules/components/movie_size-f89110ba4a351d85c483bb12f73c7cf89e2ba13a9174f58b4a38599d28678843.png)
この動画の問題と解説
練習
解説
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
問題文の条件をもとに、 化学反応式 を書く問題です。
①~④の手順を意識して、化学反応式を立ててみましょう。
①反応物と生成物を両辺に書く
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
最初のポイントは、 反応物と生成物を書く ことです。
化学反応の前の物質が 「反応物」 です。
化学反応の後の物質が 「生成物」 でしたね。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
反応物から考えましょう。
1つ目の反応物は、 「プロパン」 です。
化学式は、 「C3H8」 です。
これは、わかりやすいですよね。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
もう1つの反応物は何か、わかりますか?
問題文の「燃焼させる」というところがポイントです。
「燃焼」ということは、プロパンに酸素がくっついて、燃えているということですね。
したがって、もう1つの反応物は、 「酸素」 です。
化学式で表すと、 「O2」 ですね。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
次に生成物を考えましょう。
生成物は、 「二酸化炭素」 と 「水」 だとわかっています。
あとは、これらを化学式で表しましょう。
二酸化炭素は 「CO2」 、水は 「H2O」 ですね。
反応物を左側に、生成物を右側に書きましょう。
C3H8+O2→CO2+H2O
②1つの物質の係数を1と定める
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
次に、 注目する物質 を決めます。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
Oは3つの物質に含まれていて、ややこしそうですね。
今回は、 「C3H8」の係数を「1」 としましょう。
1 C3H8+O2→CO2+H2O
③原子の数を合わせる
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
次に、 両辺の原子の数 に注目します。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
まずは、 「C」 です。
Cは左辺には3個ありますね。
そのため、右辺にもCが3個なければいけません。
右辺でCが含まれているのは、CO2ですね。
Cを3つにするために、 CO2の係数を「3」 としましょう。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
次に、 「H」 です。
Hは左辺には、8個あります。
よって、右辺にもHは8個なければいけません。
Hを8つにするために、 H2Oの係数を「4」 としましょう。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
最後に、 「O」 に注目します。
Oが含まれているのは、「O2」・「CO2」・「H2O」の3つです。
この中で、係数が決まっているのは、「CO2」・「H2O」の2つですね。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
係数がわからない「O2」は置いておいて、「CO2」・「H2O」から考えましょう。
「3CO2」の中には、3×2=6個のOがあります。
「4H2O」の中には、4×1=4個のOがあります。
よって、右辺全体では、6+4=10個のOがあるということになります。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
ということは、左辺にも10個のOがあることになります。
「O2」の中には、2個のOが含まれていますよね。
10÷2=5より、 「O2」の係数は「5」 です。
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
というわけで、次のような式になります。
1C3H8+ 5 O2→ 3 CO2+ 4 H2O
④係数の1を省略する
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
最後に、 係数の「1」を省略 します。
C3H8+5O2→3CO2+4H2O
![lecturer_avatar](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/igarashi.png)
これで化学反応式の完成です。
どのようにして化学反応式を立てることができるのか、きちんと復習しておきましょう。
![高校 理科 化学基礎 物質の変化13 練習 答えあり](https://d12rf6ppj1532r.cloudfront.net/images/k/0/sci_che_bas/2_3_13_3/k_sci_che_bas_2_3_13_3_image02.png)
![](http://assets.try-it.jp/assets/modules/utilities/logo_black-a711ae7f4c2af1410b916e7066a5e8950d6f2f3a2150e093b6dc878ad8f31d3f.png)
練習問題を解いていきましょう。