高校化学基礎

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5分でわかる!イオン反応式とは

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この動画の要点まとめ

ポイント

イオン反応式

高校 理科 化学基礎 物質の変化16 ポイント1 答え全部

これでわかる!
ポイントの解説授業
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今回のテーマは、「イオン反応式」です。

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これまで、化学反応式について学習してきましたね。
化学反応式では物質に注目して、式を立てました。
今度は、イオンに注目した表し方について、学んでいきましょう。

「イオン反応式」とは、反応に関与するイオンをイオン式で表した反応式

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さて、今回イメージするのは、 硝酸銀(AgNO3)と塩化ナトリウム(NaCl)の反応 です。
この反応については、初めて聞く人も多いかもしれません。
この反応は、沈殿を生じるものとして有名です。
化学反応式で表してみましょう。

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  AgNO3+NaCl→AgCl+NaNO3

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今回のポイントは イオン です。
化学反応式を イオン式 で表してみましょう。

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  Ag++NO3-+Na++Cl-→AgCl+Na++NO3-

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このときに注意して欲しいのが、「AgCl」です。
AgClは水に溶けにくく、沈殿となります。
そのため、 AgClは水溶液中でイオンにならない わけです。

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次に、両辺のイオンを比べてみましょう。
どちらにも含まれているイオンがありますね。
NO3-とNa+の2つです。
この2つのイオンは、 反応に関与していない ということになります。

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反応がわかりやすくなるように、 NO3-とNa+を省略 しましょう。
すると、次のような式ができます。

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  Ag++Cl-→AgCl

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この式は、 反応に関与するイオンをイオン式で表したもの です。
このような反応式を、 「イオン反応式」 といいます。

高校 理科 化学基礎 物質の変化16 ポイント1 答え全部

この授業の先生

五十嵐 健悟 先生

「目に見えない原子や分子をいかにリアルに想像してもらうか」にこだわり、身近な事例の写真や例え話を用いて授業を展開。テストによく出るポイントと覚え方のコツを丁寧におさえていく。

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